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偏差値30でもケンブリッジ卒の人生を変える勉強
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教育
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第2章 偏差値30からの出発

『偏差値30でもケンブリッジ卒の人生を変える勉強』
[著]塚本亮 [発行]あさ出版


読了目安時間:37分
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周囲の反応は冷たかった

「同志社に行く!」

と宣言したものの、案の定、ほとんどの人は本気にしてくれませんでした。

もう少し驚いたり、応援してくれたりするのかなと思っていたので、内心、がっかりしましたが、そんなことで落ち込んでいる暇はありません。

そもそも、そういう反応をする人たちを見返すために、難関校にチャレンジしようと決めたのですから。

高校3年生になった僕は予備校に通い、勉強に明け暮れるようになりました。


といっても、ただ闇雲に勉強をしたわけではありません。

学校のテスト勉強の経験から、自己流でやるより、うまくやっている人に聞いたほうが結果が出るとわかったので、予備校の担任の先生、学校の先生(僕が本気だと信じてくれた人も少数ですがいたのです)、そして書籍を通じて、1年間で、難関校に受かるための勉強法を実践していきました。

「見返したい」がよかった

周囲の人を見返したいから、驚かせたいから同志社に行く。

不純というか、決して立派な動機ではないかもしれませんが、実は、このゴール設定がとてもよかったようでした。自分の理想像――1年後、同志社に合格して、先生や友人がびっくりしている姿をとても明確に描くことができたからです。

勉強法03

なぜ、なりたい自分を強く意識するべきなのか。

理由は三つ、あります。


一つは、大きなことにチャレンジしようとすると、そのチャレンジの途中に立ちはだかる壁は高く、うまくいかないことがたくさんあります。大きな挫折を味わうこともありますし、自信を失いそうになることもあります。

そんなときに、ゴールに理想の自分が待っている姿が見えると、挫折や失敗を乗り越えるための、力になるからです。

なりたい自分になれることほど、楽しいものはありません。

僕の場合、まわりの人が度肝を抜かれている、こんな痛快なことはありません。

勉強とは未来の自分に会いに行くための旅です。

だからこそ、こうなりたいと願う未来の自分の姿が、きちんと見えていれば、その過程でちょっとやそっとうまくいかないことがあっても、前に進んでいくことができるのです。


なりたい自分をイメージできない場合は、すでにそうなっている人に会ってみるといいと思います。僕自身、高校に通う電車から同志社大学が見えたこともあり、また、学生たちが乗り降りする姿を目に焼きつけて、毎日同志社大生になった自分をイメージしていました。


理想の自分をはっきりイメージすべき、二つ目の理由は、それによって、「正しい判断」ができるからです。

僕たちは日々、小さなことから大きなことまでさまざまな判断をせまられ、そのつど決断をしなければなりません。このとき友人などからの相談については、

「来週模試だけど、ライブに誘われていてさ、行っちゃまずいかな」

「そりゃ、まずいだろ」

と比較的冷静に、客観的に判断することができますが、自分のことになると、

「半日くらいなら遅れを取り返せるだろう」

と同じように判断することが難しくなります。

ただでさえ僕たちは、他人に厳しく、自分に甘いのです。


このとき、ゴールで待っている自分と対話をします。

「今、どうしても見たいテレビ番組があるんだけど、見ていいかな?」

「本当に今それを見ないといけないの? もっと重要なことがあるんじゃない?」

その結果、冷静で、客観的な選択ができるようになるのです。


受験勉強を続けるなかで、さまざまな誘惑に負けそうになったとき、この方法を使って、ずいぶん軌道修正をすることができました。


最後は、なりたい自分を明確にして、それを周囲に宣言すると、あとに引けない状況がつくり出せます。特に好きな女の子とか、尊敬していて嫌われたくない相手に宣言すると効果が高いです(笑)。

心理学用語で、公表効果と言いますが、他人に自分の目標などを公表すると、やらなければ恥ずかしいと思う気持ちが高まり、実行力が高まっていきます。

そして、他人を巻き込むことができるようになります。前例がほとんどないことから、僕の目標を鼻で笑う人が少なくなかったことは前述の通りですが、一方で、応援してくれる人が日に日に増えていったこともまた事実でした。

「わからないことがあったらいつでも質問してね」や「最近どう?」と気にかけてくれたり、「このごろ頑張ってるよね」と認めてくれたりする人が増えていきました。


僕を応援してくれた一人に、2年生のときから英語のスピーキングの授業を担当してくれたカナダ人の先生がいました。

どの生徒に対しても、同じ目線で話を聞いてくれる姿がとても印象的でした。僕の変わりたいという思いも、真剣に受け止めてくれました。そして、いつも僕の話を受け止めたうえで、自身の経験に照らし合わせてアドバイスしてくれました。

そのアドバイスのほとんどが僕の狭い世界観をはるか超えたものでした。それはもしかすると、外国人独特の価値観だったのかもしれません。


僕がどうしても納得できないことがあって、校長先生に直談判しようとしたときには、相談に乗ってくれて、そのうえで先生との話し合いの場に同席してもくれました。もしかすると、自分のキャリアが危なくなるかもしれないのに、そうした行動をとってくれた彼に、僕は大きく心を動かされました。

変わろうとする自分を信じて応援してくれる人がいる。それは本当に幸せなことでした。

学習計画を逆算で立てるのが合格への最短コース

どのような自分になりたいかを明確にしたら、次は何をするかです。

勉強法04

このとき大切なのが、何を、いつ、どのようにやっていくか、つまり「学習計画」を立てることでした。


学習計画を立てるとき、重要なのが「逆算」で考えること。

これまでの僕は、積み上げ型の勉強の仕方をしていました。勉強を積み重ねていって実力がついてから試験などにチャレンジしようと思っていたのです。

でもこれでは、ゴールも明確ではないし、期限も決まっていないので緊張感がなく、「明日やればいいや」となってしまって、気づいたときにはずるずると時間だけが経過している。その繰り返しでした。


友達との待ち合わせを例に考えてみます。

友達と待ち合わせをするときには、どんな手順を踏むでしょうか。

まずは、待ち合わせ場所や待ち合わせの時間を決めます。渋谷のTSUTAYA前(待ち合わせ場所)に、朝10時(待ち合わせ時間)であれば、その時間に遅刻しないように、最寄りの駅から渋谷駅までの電車の時刻を調べます。9時30分の電車に乗らなければならない場合、9時15分には自宅を出る。そのためには、7時には起きて、顔を洗って、朝食を食べて……と行動が具体的になっていきます。これが逆算をして計画を立てるということです。


反対に、このように逆算をしなければ、目覚まし時計もセットしないし、電車に乗る時刻もなりゆきとなり、結果、どんなことになるか容易に想像がつきます。

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