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ザ・ビートルズ 解散の真実
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ふたつのプロテスト・ソング

『ザ・ビートルズ 解散の真実』
[著]ピーター・ドゲット [訳]奥田祐士 [発行]イースト・プレス


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 一九七二年一月三〇日、英国軍の落下傘兵が、北アイルランドの都市、デリーの街角で一三人のカトリック教徒を射殺した。これは一九六八年以来、この地域を苦しめていたすべての「トラブル」の中でも、群を抜いて人々を尖鋭化させた事件だった。レノンはIRAの共和主義的なマニフェストを借りもののニューヨークなまりで説く、〈血まみれの日曜日(Sunday Bloody Sunday)〉という曲でこの悲劇を悼んだ。


 それに比べるとはるかに予想外だったのが、銃撃に対するポール・マッカートニーの反応だろう。二日後、彼はウィングスを連れてスタジオに入り、彼自身の政治的なアンセム、場違いなまでに陽気な〈アイルランドに平和を(Give Ireland Back to the Irish)〉をレコーディングした。「ぼくはいつも、あんなに政治的な曲をやるなんて、ジョンのやつ、頭がおかしいんじゃないかと思っていた」と彼は語っている。だがデリーでの一件はそんな彼にも平手で打たれたようなショックを与え、自分もひとこと言わなければ、という気持ちにさせたのである。

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