『ザ・ビートルズ 解散の真実』
[著]ピーター・ドゲット
[訳]奥田祐士
[発行]イースト・プレス
その前にもうひとつ、片づけなければならないプロジェクトがあった。その夏、リチャード・スターキーは三人の元同僚たちに、レコード作りを手伝ってほしいと声をかけていた。最初に同意したのはマッカートニーで、彼は六月に一連のセッションを監修した。
四か月後、スターキーはハリスンのホーム・スタジオに立ち寄ってから、ガールフレンドの女優、バーバラ・バックを同伴してニューヨークに飛び、ニューヨークでレノン夫妻と夕食をともにした。