パブリシティと興奮の盛り上がりは春に入っても持ち越され、《アンソロジー２（Anthology 2）》は全英チャートの首位に立った。前作がグループの初期のキャリアに焦点を当てていたのに対し、このセットはビートルズのもっとも肥沃な時期とされる、一九六五年から一九六七年に集中していた。だが熱狂的なファンの多くは、ジョージ・マーティンがさまざまなアウトテイクやラフ・ミックスから作成した人工的なレア・ヴァージョンに懐疑的な目を向けた。