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わが青春のマジックミラー号 AVに革命を起こした男
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ルポ・エッセイ
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「POSシステム」が内容も変えた!?

『わが青春のマジックミラー号 AVに革命を起こした男』
[著]久保直樹 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:3分
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 流通の面でいえば、今はAV業界も「POSシステム」により、お客さんの求めるものがデータとしてはっきりと出てくる。


「POSシステム」とは「販売時点情報管理」のことで、販売実績情報のデータを収集し、AVでいえばメーカーだけでなく、販売店も「いつ、どの商品が、何円で、どれだけ売れたか」という売れ行き情報を把握できるシステムだ。


 現在は小さな販売店までこのPOSシステムを導入しており、そのデータが仕入・販売だけでなく、ひいては作品の内容にまで大きな影響を及ぼしている。


 メーカーは、POSの売り上げデータ上位の作品にキーワードとして現れる、「中出し」「巨乳」などといった言葉をポンポンポンとくっつけ、さらに売れているモデルにそのプレイをさせる──それが、現在のAVの作り方だ。


 昔のAV業界は女の子の面接を重要視していた。面接は“この女の子はいける”というダイヤモンドの原石を発見するためのものであり、また女の子と話しているうちに作品のインスピレーションが沸いてくることもあった。


「この子、まだウソをついているな」と思い、「でも実際のところ、実のお兄さんとSEXしようと思えばできるんじゃないの?」なんて切り込むと、「そうですね、できます」などと言ってしまうことも多かった。そういう女の子が出てくると、新しい企画につながったりすることもあった。


 だが現在は、もう下っ端のADが、面接に来た女の子のプロフィールを、マニュアル通りに聞くだけで終了するようなメーカーもある。


 さらにいえば、AV女優になりたいという応募はたくさん来るものの、そんな女の子たちが使われることは、ほとんどない。


 これもPOSシステムにより作品の売れ行きデータが出ているためで、あらゆるメーカーが、売れ行きデータのよいモデルを“これでもか”というぐらい繰り返し起用する。実際、やはり新人を起用するより、そんな作品の方が売れている。


 業界の将来を考えるなら、本当は新人もどんどん使っていかなければいけないのだろうが、やはりデータ上で実績を持っている女優でないと、売り上げ的には怖い。


 新人を使いセールスが500本という結果では困るので、メーカーも勝負できない。


 これは、AV業界だけに当てはまることではないと思う。


 最近は映画界や出版界、エンターテインメントの業界で、みんな似たような作品が多くなっているが、他のジャンルでも同じ事情があるのだろう。


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