『わが青春のマジックミラー号 AVに革命を起こした男』
[著]久保直樹
[発行]イースト・プレス
テレビ出身だが映画をやりたかった私は、「映画の世界で上を目指すためにはいろいろなものを知らなければいけない」と思ってAVに取り組んだら、いつの間にかメーカーの社長になっていた。
昔のAV監督には井口昇さんなど、私と同じような映画人も多かったし、そうした人たちはAVを“嗜好品”としてではなく“作品”として作っていたと思う。
だが私たちのような、昔ながらのAV制作スタイルは、終焉に向かっている。