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自由民主党の深層
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政治・社会
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谷垣幹事長が語る、自民党六〇年史

『自由民主党の深層』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:3分
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 現在、自由民主党で幹事長を務める谷垣禎一は、結党以来六〇年に及ぶ自民党史について、振り返って語る。

「自由民主党は、昭和三〇年の結党当初から多くの派閥がありました。それはもちろん派閥でもあり、一方で、そのルーツには政党がありました。自由党や日本民主党、改進党、国民協同党などです。ですから、自由民主党は、派閥の連合体でもあり、党派、会派の集合体のようなところもありました。派閥にも歴史があるわけですから、それぞれの政策や思想ももちろん、違います。


 小泉政権以降は、(せい)()(かい)(現・清和政策研究会)がずっと主流ですが、かつては(けい)(せい)(かい)(現在の平成研究会)や、(こう)()(かい)がいわゆる保守本流と呼ばれていました。


 ()(とう)(えい)(さく)さんや田中(角栄)派、(いけ)()(はや)()(おお)(ひら)(まさ)(よし)の流れの宏池会が政権を担っていた時期が長かったですからね」


 現在、自民党内には、細田派、額賀派、岸田派、麻生派、二階派、石破派、石原派、山東派と多くの派閥が存在している。が、昨年秋の自民党総裁選で安倍総理は、無投票再選を果たした。かつてのように派閥のリーダーが総理を目指して、激しい総裁選を争うようなことは減ってきている。


 その点についても、谷垣は語る。

「現在の自民党において派閥間での抗争は、かつてのように激しくありません。やはり、平成二一年に自民党が野党に()()したことの影響が大きいと思います。


 それともう一つ、我々が野党時代に政権を担っていた民主党の党内抗争の激しさを見ていたこともあります。多くの国民がその姿に失望していたことを知っていますからね。同じような(てつ)を踏まないぞ、と思っている議員も多いのです。


 自民党も長期政権的に与党を続けていた時代には、昭和五四年一〇月七日の衆議院総選挙の自民党敗北から、一一月二〇日の第二次大平内閣の本格的発足までの四〇日間の自民党内での抗争、いわゆる『四十日抗争』をはじめとして、党が分裂寸前までいくような激しい抗争をしていました。


 しかし、小選挙区制度では、いつでも与党が野党に転落してしまう可能性があります。


 自民党以外に政権を狙う政党がいない中選挙区時代であったのなら、党内で多少喧嘩をしても良かったのでしょう。ですが、自民党以外にも政権を狙う政党がいる状況で、身内で揉めていたら、国民から見放されてしまい、政権も失いかねない。


 その感覚は、多くの議員が共有していますよ。結果的に一度、野党に転落したことにより、その危機感から党内にまとまりができたとも言えますね」

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