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自由民主党の深層
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政治・社会
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命懸けの日中国交回復

『自由民主党の深層』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


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 昭和四七年九月一五日、田中は、大平外務大臣、二階堂官房長官らとともに、いよいよ中国に旅立った。目白邸を出た田中一行は、ものものしい警戒ぶりであった。

「田中の車に、体当たりでぶつかっていってやる」


 と、ある右翼が言い放ったという話も伝わっていた。


 当日、モノレール羽田空港駅では、特殊警棒を三四本も持っていた右翼の大日本愛国党員が、検挙された。大日本愛国党は、昭和三五年一〇月一二日、(あさ)(ぬま)(いね)()(ろう)社会党委員長を刺殺した(やま)(ぐち)(おと)()が属していたことのある団体である。


 羽田空港から飛び発つ日本政府の特別機に乗る田中は、明るく見送りの人々に手を振っていた。


 午後一時四五分、北京中心部から南西に四キロの林のなかにある迎賓館の応接間で、田中は(しゆう)(おん)(らい)総理と笑顔でよもやま話をはじめた。たがいに、いつも写真を見たり、発言を読んだりしているから、初めて会ったような気がしなかったという。

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