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自由民主党の深層
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政治・社会
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闇将軍誕生

『自由民主党の深層』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


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 ポスト大平の総裁争いでは、総裁公選有力候補に中曽根康弘と河本敏夫の名があがっていた。


 田中派の金丸信は盟友の竹下登を総理に担ごうと、「世代交代論」を掲げていた。


 金丸は、六月二六日の朝、目白の田中邸に単身乗り込んだ。金丸は、考えていた。

〈オヤジが、本気で、おれの大嫌いな中曽根を推す気なのかどうか。確認を取っておこう。中曽根を推さないなら、その言質を取っておかねばならん〉


 金丸は、応接間で田中に会うと、まずは「世代交代論」をぶちあげたことを詫びた。

「神経を逆撫でしたことを、お詫びします」


 金丸は、それからズバリ本題に入った。

「オヤジ、中曽根を推すんですか」


 田中は、きっぱりといった。

「金丸君、中曽根の目はないよ。心配することはない」

「わかりました。それだけ聞けば十分です」


 金丸は、座卓越しに田中の手を握っていった。

「オヤジ、手を握ります。

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