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女性政治家のリアル
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政治・社会
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「今の時代を生きる女性」が政治家に

『女性政治家のリアル』
[著]塩村あやか [発行]イースト・プレス


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 私はもともと無党派で、政治に関心があるほうではありませんでした。そんな私が政治家を志したきっかけは二つあり、一つが動物の愛護活動でした。動物殺処分の現状を知り、なんとかしたいと思ったのです。


 当時放送作家の仕事をしており、放送作家として番組で動物愛護問題に取り組もうとしたのですが、見て気持ちが落ち込んだりする番組は視聴者に受け入れられず、テレビではたまにしか取り上げてもらえませんでした。


 しかし同時に、時事的なニュースをテーマに扱うラジオ番組を担当したことで、社会の問題はすべて政治に結びついていることを知りました。そこから政治家になることへの関心が芽生えていったのです。


 二つ目ですが、私はこれまでいわゆる「ロスジェネ」世代に多い、多くの時期を非正規雇用やフリーランスで働いてきました。『知恵蔵二〇一五』から「ロストジェネレーション」ロスジェネの解説を引用してみます。



 直訳すれば「失われた世代」。中略「迷える世代」「喪失の世代」などとも訳される。「朝日新聞」が2007年の年始特集で、バブル崩壊後の「失われた10年」に社会に出た若者たち2535の実態を連載。この世代に多いフリーター、ニート、ひきこもり、派遣労働者、就職難民たちを総称する言葉として用い、次第に広がっていった。08年5月には、同世代の手による『ロスジェネ』かもがわ出版も創刊され、それと前後して雇用・経済の問題とこの世代とを結びつけて論じる時評も増えた。彼らはバブルの残像を知りながら、学卒時に就職氷河期を迎え、グローバル化や新自由主義経済が加速させた「格差社会」の中に投げ出される。その数は、2千万人弱。雇用機会を均等に与えられなかっただけでなく、長期の経済不況下にあって、非正規から正規雇用、再就職といった再チャレンジの道も閉ざされているため、最も割を食った「貧乏くじ世代」とも言われる。08年の金融危機による「派遣切り」の被害者も、非正規雇用者が多いこの世代に集中。上の世代からは、内向きで覇気がないなどと批判されがちだが、インターネット世代でもある彼らは、家族・地域・会社といった伝統的共同体とは別の「見えない他者」との緩やかな連帯を求める傾向が強い、とも指摘される。後略



 私は就職に代表されるように、男女の機会均等が世代的に不平等な時代の中にいたのです。


 家庭・家族を顧みない父で苦労し離婚をした母を見てきたので、私には専業主婦になるという選択肢はありません。出産や育児でキャリアがストップし、最後一人になったらどうやってお金を稼ぐの?という想いを強く持ちながら仕事をしてきました。ところが、自分のがんばりで何事もどうにかなると思って生きてきたものの、いざアラサーを超える年齢に差し掛かると、非正規雇用やフリーランスには、育休・産休を取得することが実質的に難しいという現実にぶち当たって八方塞がりになっている人が多く出てきました。「子どもは産みたいけれど、待機児童になってしまう」「結局のところ望んでないのにフリーランスで個人事業主。休んだ瞬間に収入がなくなる。これでは産めない」。二〇一三年の都議選出馬時に三四歳になる私は、まさにこの問題に直面した世代です。そういった世代に生きる者として、当事者ならではのものの見方を、政治の世界に届けることはできるのではないか──。


 この章では、私自身の歩みを通して、狭間の世代である「ロスジェネ」世代の置かれている現状をお伝えしたいと思います。


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