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アダルト・チルドレン生きづらさを抱えたあなたへ

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自立をするために必要な“親殺し”

『アダルト・チルドレン生きづらさを抱えたあなたへ』
[著]秋月菜央 [発行]二見書房

読了目安時間：3分

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　立派な親をもつと、子供は多大なエネルギーを消費しなければならない。親の期待、すなわち高い要求水準にそうように、子供は一生懸命に努力をしつづけるからだ。

　いろいろな能力に恵まれ、力強い子供であれば、目標に向かって邁進することもできるだろうが、それらに恵まれなかった子供はどうなるのだろうか。恵まれていたとしても、子供は親の水準にいきなり近づこうとするから、背伸びはまぬがれえない。

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[著]秋月菜央

[発行]二見書房

読了目安時間：5時間18分

アダルト・チルドレンの一人で、自分自身との戦いの末乗り越えた経験を持つ著者が取材を重ね辿り着いた生きづらさからの解放

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- はじめに
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第1章アダルト・チルドレンを生み出す家庭の呪縛

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- 成人してからも生きづらさを引きずるアダルト・チルドレン
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- 傷つくことを極端に恐れる人たち
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- 本当のことがいえない子供を生み出す家庭
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- 平気で嘘をついてしまう“習慣”が招いたもの
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- 病気ではないのに生きるのがつらくて苦しい
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- 親の期待に応えすぎる“いい子”
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- 頼られて頑張りすぎた末の破綻
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- 親に気に入られたくて自分らしさに蓋をする子供
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- 無意識のうちに世代を越えて伝わっていく心の傷
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- 本人の責任ではない心の傷から起こる悪循環
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- 人との信頼関係は親子関係から芽生えるのだが
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- 恐怖症は、傷ついた心の表われ
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- 回復の第一歩は、アダルト・チルドレンであるという「気づき」
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第2章虐待の経験から生み出される絶望感

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- 家庭のなかの暴力が心に刻む後遺症
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- 躾という名で繰り返される虐待の実態
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- つらい現実から逃避するための空想癖
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- 〈本当の自分は別のところにいる〉
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- 親の怒りのエネルギーを受けとめなければならない子供たち
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- なぜ、人間関係をうまく築けないのか
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- 自分を知られるのが怖い自分に気づいて
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- 親から子に受け継がれた怒りのエネルギー
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- 虐待を受けた子は、鎧を身につけ、強さを装う
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- 虐待で心が閉ざされると無表情になってゆく
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- 大人になるまでに生きるエネルギーを使い果たして
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- 不幸を選んでいるようにさえ見える不可解な行動の底に
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第3章アルコール依存症の親からの「負の贈与」

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- 両親から目を向けてもらえない子供たち
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- アルコール依存症は家族の心まで損なう
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- 依存症の母親と優等生の子供
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- 息子のいい成績が家族の唯一の誇り
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- 「自分じゃない自分」から「本当の自分」への道
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- アメリカの大統領はアダルト・チルドレンだった
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- アルコール依存症の親から子へ引き継がれる呪縛
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- 本来の自分がない親は人の人生にしがみつく
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- 事実を事実として認めなければ呪縛から抜けられない
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- アダルト・チルドレンの十三の特徴
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- 真面目すぎる完璧主義が挫折を生み出す
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第4章普通の家庭にも育つアダルト・チルドレンの芽

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第5章立派な親をもつことのマイナス面

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- 申し分のない家庭からも生まれるアダルト・チルドレン
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- 立派な家族のなかの落ちこぼれ意識
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- 「親は親、自分は自分」という発想への転換
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- 親は子供の自我を刈り取る下手な植木師？
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- 子供の心を蝕む、親の条件つきの愛情
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- 自立をするために必要な“親殺し”
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- 常に正論で子供を諭す立派な両親のもとで
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- 自分への自信を高めるための過食と拒食
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- 拒食や過食は、傷ついた心の叫び
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- 立派な親をもつ子の問題行動は自我確立への通過儀礼
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第6章子供の登校拒否や暴力に直面するとき

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- 一生懸命に育てたはずの子供が問題を起こすとき
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- 母と弟を支えつづけた優しい娘
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- 娘の夢を潰すのも親の愛？
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- 親を支えてきた優しい娘がいきなり豹変するとき
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- “逆転親子”のつけと破綻
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- 子供の暴力によって気づかされた自分の問題
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- 親が不幸を訴えると、子供は「子供らしい時代」を失う
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- 真面目な“いい子”ほど怒りのエネルギーを発散できない
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- 子供の暴力で精神的に追いつめられる親の立場
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- 子供からのメッセージに親はいかに速やかに反応できるか
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- 愛と憎しみが交錯して生み出す心の亀裂
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第7章アダルト・チャイルドからの回復

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- 喜怒哀楽がなかった私の思春期から青年期
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- 母親の不在が引き起こした自家中毒症
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- 私が登校拒否を起こしたわけ
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- 自分の居場所がないという怯えや不安
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- 幼児期に受けた性暴力の爪痕
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- 子供を丸ごと愛せない母性の二面性
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- いじられすぎて枯れた心と自殺願望
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- 親子間にも相性の善し悪しはあるという気づき
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- 妄想ともいえる未熟な自己愛
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- 自分の未来に希望をもてない、感情を殺した理屈屋
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- 親から逃れるためだけの家出の決行
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- 神経症を抱えこんだ最悪の日々
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- 薬と酒に頼る生活からの脱却
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- 死ねないなら生きるしかない、という転回点
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- 報われない恋愛で始まった過食症
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- 渇望感は限りない欲求を生む
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- 取り戻した自分の感情と居場所
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第8章生きづらさの底に潜む子供時代の性虐待

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- 生きるのが下手な女性の幼児期に秘められた性被害
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- 過去を思い出すつらい作業も回復への道程
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- 家庭内の性暴力は被害者の心を閉じこめる
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- 兄から性虐待を受けた小学五年生の妹
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- 恐怖の性暴力はその後の異性観まで歪めた
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- 歪められた異性観を正すために
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- トラウマは過剰反応を起こして恐怖を呼び戻す
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- 異性には理解されにくい、性被害による耐えがたいストレス
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- 男性にもある性被害とその後遺症
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- 普通のセックスができなくなったための破局
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- 性への見方が歪むと人との接し方も歪む
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第9章回復がもたらす生き生きとした自分

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- 失われた自分を取り戻すための第一歩
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- 「白か黒か」という極端な行動パターンからの解放
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- 現実を認めたくない、という気持ちが回復を妨げる
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- 写真嫌いな人には自分嫌いな人が多い
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- 「気づき」には、実が熟すような時間が必要
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- 「気づき」のあとは「人に話す作業」へ
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- 古い環境にしがみついていると、状況は変わらない
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- 人間関係を作り直すと世界が変わってゆく
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- 自尊心の回復は生きる力を甦らせる
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- 嘆いて泣いて怒る“グリーフワーク”が自分を解放する
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- 子供のころの自分“インナー・チャイルド”の癒し
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- 回復したとき、すべての心の傷は勲章になる
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後付け

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- おわりに
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- 文庫版おわりに
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- 参考文献
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- 著者紹介
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- 奥付
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