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続 山口組若頭暗殺事件
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ルポ・エッセイ
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極道いりを決意させた服役中の屈辱感

『続 山口組若頭暗殺事件』
[著]木村勝美 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:12分
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 中保喜代春がヒットマンに一本釣りされたのは、ヤクザ稼業に足を踏みいれてから、わずか1年半後のことである。


 山口組系小西一家堀政連合の大幹部がこういう。

「うちの親方が中野太郎会長と(じっ)(こん)の間柄ということもあって、中野会とは親しく付き合ってきた。私がはじめて中保と顔を合わせたのはJR小岩駅近くの焼き肉屋で、彼はヤクザというよりパブのマスターといった印象だった」


 それだけに、宅見暗殺事件を報じる週刊誌で、中保の顔写真を見たときにはびっくりしたという。


 中保喜代春は昭和25年、6人兄姉の末っ子として富山県()()市で生まれた。すぐ上の姉とも7歳も年齢が違うので、ひとりっ子のような育ち方をしている。


 父親は、竹細工師である。


 生活は貧しかった。


 彼は、家計を助けるため小学生のころから新聞配達や納豆売りに精を出した。


 中風をわずらっていた父親は、中保が中学生のときに病没した。


 中保喜代春は都会生活にあこがれていた。


 横浜に嫁いでいる姉を頼って、都会の高校への進学を夢見た。姉夫婦は、東京新聞の販売店を経営していた。


 彼は、姉に相談をした。


 家業を手伝うことを条件に、姉夫婦は中保の希望を受け入れた。


 彼は、東横線沿線にある私立高校に入学した。

「都会育ちの級友たちと馴染めるか不安でしたが、2、3カ月もするとすっかりとけ込み、私は高校生活を満喫していました」

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