『絶対忘れない! 記憶力超速アップ術』
[著]栗田昌裕
[発行]日本文芸社
前項では、記憶には「記憶の仕方を変えて楽しく記憶する」というソフトウエアの変革を目指すアプローチと、記憶の作業自体を繰り返して、ハードウエアの変革を期待するアプローチとの二面があることを示しました。両者は独立ではなく、相互に関連しているので、両者を確実に連動させてどんどん記憶力を強化したいものです。
医学部の学生やタクシー運転手たちを対象とした海外の研究では、記憶力をよく使うと、記憶を司る脳の部分(後述する海馬)に大きさの変化が生ずるという結果も出ています。