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シノギ 山口組系組長の錬金術
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ルポ・エッセイ
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ウニ・アワビの密漁で荒稼ぎ

『シノギ 山口組系組長の錬金術』
[著]木村勝美 [発行]イースト・プレス


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 利尻島に移住してきてから竜二郎には、ふたりの妹ができた。横浜時代には母親の乳房にすがっていた弟が妹の世話をするようになっていた。兄は今年新設された利尻高校に進学していた。7人家族の剣家の家計は火の車だった。ニシンの不漁がひびいていた。父親は(ため)(いき)を漏らすことが多くなった。竜二郎の手記を続ける。

「6月のある日、バスガイドの京子から『遊びにきて』と手紙で誘われた。ときどきバスの中で彼女とは顔を合わせていた。俺は空手の練習後に京子の部屋に行った。彼女は同僚の日出子と大きな倉庫を改造した部屋に住んでいた。階下は漁網や磯舟を収納する倉庫で、2階が住居になっている。10畳間ほどの部屋が2室と隣にストーブを置く部屋がある。ここは大家さんが札幌に移った息子夫婦のために作っただけに立派なものだった。彼女たちは俺たちの集落からはずっと離れた(おし)(どまり)の出身だった。


 俺は京子と男女の関係になり、6月中旬頃から同居するようになった。

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