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離れたくても離れられない人との距離の取り方
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生き方・教養
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1 人間関係の悩みは、こうして作られていく

『離れたくても離れられない人との距離の取り方』
[著]石原加受子 [発行]すばる舎


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◆ 相手と「心地よい距離」で接していますか?


 私たちを取り巻く人間関係では、頭の中で描くイメージと、実際の場面とでは大きな隔たりがあります。

 たとえばイメージで、好きな人とハグする(抱き合う)ことはできます。相手と自分がハグしている場面を想像すれば、幸せな気分でうっとりとするでしょう。

 パソコンゲームでも、簡単に好きな人とハグできます。

 けれどもこれはバーチャルな世界です。


 実際にハグするとき、その相手は架空の人間ではなく生身の人物です。

 ハグすれば、相手の体温を感じるでしょう。柔らかかったり逞しかったりと、抱き合った肉体の感覚もあります。相手の鼓動も感じるでしょうし、自分の心臓の鼓動も自覚できます。

 それだけで、あなたはイメージと現実との差に戸惑いを覚えるでしょう。


 さらにあなたがこのとき、

 「どれぐらいの強さで抱きしめればいいのだろうか。どれぐらいの時間ハグしていればいいのだろうか。どのタイミングで離れればいいのだろうか。相手はどんな気持ちになっているのだろうか」

 などと考え始めたらどんどんぎこちなくなって、幸せであるはずの瞬間が、たちまち苦痛の瞬間となっていくでしょう。


 ましてやその相手が、嫌いな人だったらどうでしょうか。

 相手の体臭が気になるかもしれません。好きな人の熱い吐息も、たちまち嫌悪の元となるでしょう。ハグするどころか、肌の一部が触れただけで身震いしたくなるでしょう。


 ところが相手と適切な「距離間隔」を測れないあなたは、それでも、嫌いな相手のなすがままになり、「離れたくても離れず」に、相手が自分から離れるまでじっと我慢しているかもしれません。それは、

 「好きな人とはハグするけれども、嫌いな人とはハグしない」

 という価値基準が、自分の中に育っていないからです。

◆口うるさい家族、苦手な上司や同僚、冷めた彼氏。もう、うんざり


 たとえばあなたは、身近な人とこんな問題が起きていませんか。

 家庭では、

 相手の気に入るようにしているのに、不平不満ばかり聞かされる。

 絶えず私のすることに干渉してきては、小言を言ったり指図してくる。

 仕事が終わっても、家に向かう足取りが重くなる。

 同じ家で、同じ空気を吸っていると思うだけで、息が詰りそうになる。

 どんなに訴えても、自分の非を認めてくれない。

 そばに寄ると、家人の誰かが争っていてうんざりする。


 職場では、

 上司の言うことがコロコロ変わるので、どう対応したらいいかわからない

 同僚が客の言いなりになってばかりいるので、しわ寄せがぜんぶ自分に来る。

 あの人がいると、職場全体にピリピリした空気が漂って、神経が参ってしまう。

 気にしないように努力しているけれども、無視しているのもつらい。

 できるだけ近づかないようにしているつもりなのに、トラブルが起こってしまう。

 なるべく穏便に済ませようとしているのに、争いになってしまう。

 悪口を言いふらされても、どうしていいかわからない。


 恋人や、パートナーとは、

 争ってばかりいて、もう、疲れ果てたのになかなか別れられない。

 別れたほうがいいとわかっているのに、踏ん切りがつかない。

 別れたほうがいいかどうか、自分ではわからない。

 一瞬、仲良くやれると思うときもあれば、やっぱり無理だと気持ちが揺れる。


 こんなふうになるのは、あなたが、〈私〉と相手との「距離感」を経験的に知らないからです。

 この「経験的な距離感」は、あなたの環境や日常生活の中で感じる感情や感覚や五感を通して学んだものです。

 この距離感が適切でないと、家庭や職場、夫婦や恋人、社会での人間関係で、さまざまな問題が起こるでしょう。


 人間関係だけではありません。

 あらゆる場面あらゆる状況において、ある問題が起こっているとき、その根っこには、「距離間隔の不適切さ」が埋もれています。

 大半の人がそれに気づいていませんが、家や職場や学校も含むグループ、会社、組織での運営や経営上の問題もすべて、「適切な距離間隔」の見極めが、解決の鍵となるのです。

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