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アレックス・ファーガソン 人を動かす
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ネットワークの起点は「我が家」

『アレックス・ファーガソン 人を動かす』
[著]アレックス・ファーガソン [著] マイケル・モーリッツ [発行]日本文芸社


読了目安時間:16分
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 私には孫が十一人いるが、みなネットワークを巧みに操っている。毎日のようにフェイスブックやインスタグラム、スナップチャット(アメリカ発のスマートフォン向け写真共有アプリケーション)やツイッターを使っている。私は最新式のものでも旧式のものでも、ネットワークを駆使するのは少々苦手だ。とはいえ、現代における「ネットワーク」には深い信頼を寄せている。


 知人に対して何らかの判断を下すのはそう難しいことではない。そのため、見知らぬ他人を一から観察するよりも、知り合いの意見を評価したり判断を考察したりすることのほうが容易であるのは当然のことだ。私はこれまで多数のコーチや選手を採用してきたが、なかでも優秀な人材は、私が時間をかけて作り上げたネットワークを通じて紹介されたり、査定を行ったりした者たちだ。この私的なネットワークは特に意識して構築したものではない。私の頼みを聞いてくれるからだとか、私の役に立ってくれそうだからという理由で意図的に育て上げたものでもなければ、他人に取り入って作り上げたものでもない。ネットワークを築くには時間がかかる。時の流れ、付き合い、円滑な相互関係から、自然とネットワークが生まれる。そしてもちろん、ネットワークの起点となるのは「我が家」である。


 組織に所属する者は、自分が心から愛する共同体の一部なのだと実感することで、高い忠誠心を抱くようになる。そしてそのきっかけはたいてい、ほんのささいなことだ。1990年代後半に、カーリントンのトレーニングフィールドを設計したとき、建築家と会長は食堂を二カ所に作りたいと考えていた。一つは選手用、もう一つはスタッフ用だ。これは、かつての練習グラウンド、「ザ・クリフ」の伝統を踏襲するものだった。「ザ・クリフ」で食堂に入るのを許されていたのは、選手と医療スタッフだけだ。しかし、私はこの案に反対した。

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