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生き方・教養
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プロローグ

『ポジティブ・チェンジ』
[著]メンタリストDaiGo [発行]日本文芸社


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楽しみながら自分を変える

ポジティブ・チェンジとは?



「もっと有能な人間に変わりたい」

「このネガティブな性格をなんとか変えたい」

「とにかく変わりたい。新しい自分になりたい」



 世の中には、変わりたいと望んでいる人がたくさんいます。この本を手に取ったあなたも、きっとその1人でしょう。


 そして、変わりたいと望む人たちのために、「自分を変えるための方法論」もあふれています。


 それはビジネス本や自己啓発本であったり、ネット上のライフハック(仕事術)系記事であったり、あるいは様々なセミナーであったりします。


 次から次へと供給される、変化のための新たなノウハウ(なかには、パクリ、焼き直しの(たぐい)もありますが……)を見ていると、気づくことがあります。 


 それは結局、こうした方法論では、ほとんどの人は変わっていないということです。変わりたいのに変われない。それで、また次のノウハウに手を出す……。だから次から次への自己啓発本やセミナーが登場し続けるのでしょう。


 いつも「変わりたい」と願っているのに、変わるのは手にしている本だけ。「人生が変わる」「性格が変わる」と称するセミナーに足を運べば、どこかのセミナーで見かけた人たちがまた参加している……。


 こういうことも珍しくありません。



 こんなふうに書くと、あなたはこう思うかもしれません。 

「変わりたいと願い、自分を変えるためにたくさんの本を読み、セミナーなどにも参加してみた。でもぜんぜん変わっていない。まさに自分のことじゃないか」と。


 誤解しないでいただきたいのですが、これまであなたが変われなかったのは、あなたのせいではありません。



 ■ 人間の脳には変化を嫌う性質がある


「変わりたい」と心から願いながら、それでも変われない。その理由は、2つあります。


 1つ目は、そもそも人間の脳は変化を嫌うということです。

「変化を嫌う? いやいや、自分は本気で変わりたいと思っているよ!」


 もちろん、あなたはそうでしょう。しかし、あなたの脳は違います。


 人間の脳は「変わらなくても生きていける」と思っているのです。


 脳を含め、人間の体は現状を維持しようとする性質を持っています。これをホメオスタシスといいます。たぶん、どこかで聞いたことがある言葉でしょう。



 ホメオスタシスについて、簡単に説明しましょう。


 たとえば、あなたが甘いものを食べたとします。そのときには血糖値が上がります。そうすると、脳はインスリンというホルモンを分泌する指令を出して血糖値を抑えようとします。


 これがホメオスタシスの一番わかりやすい例です。血糖値が上がりっぱなし、あるいは下がりっぱなしでは体の機能が損なわれます。だから、ホメオスタシスはとても大事な機能です。


 さらに、最近では、アロスタシスという機能も注目されています。


 血糖値の上昇という変化を感知すると、これに対応して血糖値を下げるのがホメオスタシスでした。これに対して、甘いものを目の前にした瞬間に、「これから血糖値が上がるぞ」と予測して、先に血糖値を下げ始める機能も脳は備えているのではないか、と言われているのです。これがアロスタシスです。



 ホメオスタシスもアロスタシスも、一定の状態を保つための、とても優秀なシステムです。つまり、これほど高性能のシステムを必要とするほど、人間の脳と体は変化を嫌うということなのです。


 あなたが「変わろう」と思った瞬間に、あなたの脳と体は「これから変化しそうだから、変わらないようにしなくてはいけない」「行動を制限しなければいけない」という方向に動くというわけです。

「困ったものだ」と思いそうですが、生存本能から考えれば当たり前のことです。


 生き延びることだけを考えるならば、今、サバイバルできているのに、わざわざ違う環境に飛び込む必要は基本的にないからです。


 今と同じように行動していれば、今と同じように生きてはいける。人間の脳と体、言い換えれば生物としての人間は、安全パイをとろうとするものなのです。


 だから、変化を避けようとするのです。まずこのことを理解しておく必要があります。


 だとすると、それでも変わろうとするならば、変化を嫌い、変化に抵抗する脳と体を押さえつけ、努力と根性で変わるしかないのでしょうか。


 そんなことはありません。


 ところが、これまでの「変わるための方法論」の多くは、基本的にこの「努力と根性」の考えに立っていました。これこそが、あなたが変われなかった理由の2つ目なのです。



 ■ 努力と根性だけでは人は変われない



 当たり前の話ですが、つらいことを努力と根性で耐え抜くような方法は、持続可能ではありません。


 変わりたいと願っている人は、理想の自分=変わった後の自分を思い浮かべれば、少しはつらいことにも耐えられるでしょう。


 理想の体形のモデルの写真を貼っておいて、つらいダイエットに耐える、というような場合です。


 しかし、そんな()(まん)が長続きするわけがないのです。


 そもそも、変わるための過程が「つらいダイエット」と感じられてしまっている時点で、もう失敗が約束されているようなものですよね。世の中には間違った「変わるための方法論」が横行しているということです。



 これまでの「変わるための方法論」は、目標をしっかり持つこと、変わることに成功した自分をイメージすること、などによってつらいプロセスを乗り越えるものばかりでした。つまり、変化はうれしいことだけれども、変化の過程はつらいという前提だったのです。


 実は、この前提をひっくり返したことこそが、本書の特色です。


 そして、本書によって、あなたが今度こそ変われる理由もここにあります。


 それはどういうことなのでしょうか。



 その前にちょっと私自身の話をさせてください。


 私は、1年半ほど前から「ライザップ」に通ってウェートトレーニングを始めました。


 おそらく、「あのメンタリストDaiGoがウェートトレーニング?」と驚く方が多いのではないでしょうか。確かに、私はそれまで27年間の人生で運動の経験はありません。


 そういう人間がトレーニングを始めるというのはどういうことか。


 初めてベンチプレスをしたときは、プレート(おもり)を付けていないバーだけでも持ち上げることができませんでした。しかも、翌日はベッドから起き上がれず、筋肉痛は1週間続きました。


 そんな感じで週2回、1回50分のトレーニングを始めた私が今どうなっているかというと、まず、トレーニングの回数が週4回になりました。しかも、1回の時間は80分。軽く倍以上の量のトレーニングをみっちりやるようになったのです。


 筋肉が付いて体重は7〜8キログラム以上増え、ベンチプレスでも60キログラムを持ち上げられるようになりました。


 我ながら、大きな変化だと思います。



 ここで、考えてみてください。


 もしも私が、「今はベンチプレスのバーさえ持ち上げられないけど、いつか60キログラムを持ち上げられるようになろう」という目標に向かって頑張ったとしたらどうでしょう。


 もしそんなことをしたら、おそらくトレーニングは続かなかったはずです。


 目標である60キログラムを達成するまでは満足感は味わえません。1年半にわたって、ひたすら我慢するだけだからです。


 まさに、変化はうれしいけれども、その過程はつらいということです。


 しかし、実際の私の経験は違いました。


 ウェートトレーニングをしていると、日々、自分の限界を体感することができます。一番小さい2・5キログラムのプレートを増やしただけで、それまで上がっていたバーベルが上がらなくなる。このわずかの差の間に自分の限界があるのか、と目に見えるようです。


 さらに、また何回かトレーニングを積んでいくと、上がらなかったはずのバーベルを挙げられるようになるわけです。


 もちろん、調子が悪くていつも挙げられる重さが挙げられないこともあります。


 日々、自分の限界を体感して、それを越えていく。


 この変化の過程が面白いから、トレーニングが続いたのです。


 そうでなければ、とても1年半も継続できなかったでしょう。



 ■ 本当に変わるための方法論がここにある



 そろそろ本題に話を戻しましょう。


 この本を読めば、あなたは必ず変われると私が断言するのはなぜか。


 それは、目標をしっかり持ってつらい過程に耐えるのではなく、つらさをごまかす方法を教えるのでもなく、この本では、変化の過程そのものを楽しめる「変化の方法論」をお教えするからです。


 これまでの多くの方法論では、変わった結果はうれしいけれども、その過程はつらいものでした。なおかつ、人間の脳と体は変化を実は嫌っているわけですから、変わろうとした人が感じるのは不安、恐怖、めんどうくささ……という負の感情でした。


 そのネガティブな感情のまま、頑張るしかなかったのです。



 この本を読めば、変化の過程自体が楽しさ、面白さ、ワクワク……といったポジティブな感情に満たされるようになります。


 変化の結果、ポジティブな自分になれるというだけではなく、変化の過程がポジティブな時間に変わる。それが、『ポジティブ・チェンジ』という書名の意味です。


 どうすれば変化の過程がポジティブに変わるのか、その方法論は決して難しくありません。


 STEP1では、変わるための、たった3つのルールをお教えします。


 STEP2では、変化を起こすための7つのスイッチを提案し、あなたにふさわしいやり方を考えてもらいます。


 そして、STEP3では、変化の過程を楽しみ、まずは「変わり続けられる自分」に変わるための5週間のトレーニングを紹介します。


 この3つのSTEPで、あなたは必ず変われます。


 さあ、さっそくページをめくってみてください。


 これまで誰も教えてくれなかった、本当に変わるための方法を、あなたにお教えしましょう。



 2015年9月

メンタリストDaiGo

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