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宇宙が教えてくれた 幸せになるお告げ
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生き方・教養
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あなたの思いは伝わらない

『宇宙が教えてくれた 幸せになるお告げ』
[著]賢者テラ [発行]日本文芸社


読了目安時間:2分
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真実など伝わらないのが現実



 パンを焦がしてたたかれたアルフレッド大王



 イギリスのアルフレッド大王の話をご存じだろうか。


 世界史的には、在位871〜899年という、イギリスでもずいぶん古い王だが、かなり偉大な人物として後世に伝えられている。王位にある時は、安泰の二文字とは程遠く、デーン人(分かりやすく言えばバイキング)の襲撃と脅威に悩まされ続けた苦労の人であった。


 真実はともかくとして、彼にはこういう逸話が残されている。


 バイキングの奇襲により劣勢に陥った王は、一般人の姿に身をやつし、身分を隠して森をさまよう。


 一軒の農家がそこにあり、アルフレッド大王と数人の家来の一行は、休憩させてほしいと願い出る。その家のおかみさんは、承諾する代わりに今焼いているパンを()げないように見ておいてくれ、と頼む。


 アルフレッド大王は、最初こそ言われたとおりにパンを眺めていた。


 でも、一番気にかかるのはイギリスの平和を取り戻すこと。そのためにはいかに態勢を整えて再起し、デーン人たちを退けるか、という作戦に大王の心は飛ぶ。


 そうして、パンのことなどすっかり忘れてしまった。おかみさんが部屋に戻ってみると、大王の目の前でパンはブスブスと焦げている。


 怒ったおかみさん、大王を大王だと知らず、ひっぱたいた。



 人間はこのように、自分の知っているだけの情報や主観でもって、「思いっきり状況を誤解する」ことがよくある。


 おかみさんは、「パンを焦がされ、損害を与えられた」という目先のことしか見えなかった。だからおかみさんにとってアルフレッド大王は「約束を破ったサイアクなオッサン」でしかなかった。


 しかし、大王がパンを焦がしてしまったのは、あくまでも農家のおかみさんをはじめとする、イングランドの民衆をバイキングの侵略から守るために必死で考え事をしていたからで、パンなんて比較にならないくらい重要なことだ。


 裏で民衆のために尽くしてくれている、というのが真実なわけである。


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