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宇宙が教えてくれた 幸せになるお告げ
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生き方・教養
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第7章 それでも私は幸せを求める

『宇宙が教えてくれた 幸せになるお告げ』
[著]賢者テラ [発行]日本文芸社


読了目安時間:10分
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期待とは全く違った、この世の仕組み


ある自殺志願者の神秘体験物語



 僕は今日、行くべき会社に行かなかった。


 気がついたら、あてどもなく電車を乗り継いで海の見えるところまで来てしまった。今頃、自分のことでいろんな人物がうわべだけの心配をしているだろうなぁ、なんて自嘲的に考えてみる。


 朝からずっと僕の頭を支配していたのは、「死んでしまいたい」という思い。


 もう、夕暮れに近い。遠くから、(さか)()く潮の音と、波の打ち寄せる音が聞こえてくる。足を引きずるようにして歩いていくと、やがて視界に見えてきたのは砂浜なんておだやかなもんじゃなくて、そそり立った断崖絶壁だった。


「……ここで飛び降りたら、楽になれるだろうか」


 ちょうどいい。そうしたらあの、過労死しそうな会社に行かなくても済む。そんなことを考えていた時、僕はそこで実に異様なものを見た。


 真っ白い服を着た女性が、キョロキョロと周囲を見回しながら歩いている。髪はブロンドで、目は青。明らかに外国人だ。


 外国人など今の日本では珍しくも何ともないけれど、僕が異様だと言ったのは、その女性が背中に生やしていらっしゃる「羽」のこと。


 まさか、この夕暮れ時に絶壁近くで演劇や仮装大会でもないだろう。

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