『本当に賢い人の 丸くおさめる交渉術』
[著]三谷淳
[発行]すばる舎
スピード決着を目指し、将来のことだけを話す
◆トラブルがらみの交渉は、将来に焦点を当てる
相手が約束通りに仕事をしてくれなかったり、お金を払ってくれないといったトラブルの解決や、お客様からのクレーム処理にはとても神経を使います。しかし、スピード決着を目指すこと、将来のことだけ話すよう心がけることで驚くほどスムーズな交渉をすることができます。
【設例】
映像のプロダクションをしているあなたの会社は、以前から、映像の編集を甲社に依頼していました。今回はドラマの告知CMの仕事が入り、いつものように甲社に発注していたのですが、突然納期の前日に「間に合わない」という電話が入りました。
(甲社より電話がかかってくる)