読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-1
kiji
0
1
1117094
0
ハリルホジッチ 勝利のスパイラル
2
0
0
0
0
0
0
趣味
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
少年時代の思い出

『ハリルホジッチ 勝利のスパイラル』
[著]ローラン・ジャウイ [著] リオネル・ロッソ [発行]日本文芸社


読了目安時間:1分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


 思い出、記憶、匂い、大勢の人々。


 ハリルホジッチの生涯は、ボスニア・ヘルツェゴビナとウクライナの境を流れ、多くの画家が好んで描いたエメラルドグリーンの大河、ネレトヴァ川と結びついている。釣りをしたり、もぐったり、春の午後遅く、冷たい水に出入りして遊んだものだった。


 大通り沿いのレストランと呼ぶには粗末な店から漂ってくる、この地方の郷土料理、子羊のグリルの美味しそうな匂いを、ハリルホジッチは忘れたことがない。


 一家には五人の兄弟がいた。父のセイファーは()(こう)(がん)の石切り場で働いていた。母のハンナは優しくも厳しく兄弟たちをしつけた。


 ハリルホジッチ家は、人口二万五千人のヤブラニツァに近い、イェラチッチという街で暮らしていた。水力発電所とダムがあり、住民のほとんどがそこで働いていた。


 ハリルホジッチは、高校を卒業したらエンジニアになろうと思っていた。ヤブラニツァでの生活は平穏そのものだった。サラエヴォとモスタルの中間にある交通の要所で、商店、レストラン、カフェが立ち並び、交通機関も充実しており、暮らすのには絶好の場所だった。出会いも多く、足りないものは何もない街だった。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:0文字/本文:499文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次