『稼げるコンサルタント 稼げないコンサルタント』
[著]柳生雄寛
[発行]すばる舎
多くのコンサルタントが、自分の持っている経営手法を、クライアントに押し付けようとして、失敗してしまいます。
クライアントである経営者に、コンサルタントの経営手法どおりにすぐに動いてもらうことが、一見、経営者が最短で結果を出す秘訣のように感じられますが、実はこれこそうまくいかない原因なのです。
経営者というのは、極端な話をすれば、自分のやりたいことをやるために独立した人だとも言えます。つまり、他人からあれこれ言われて動くよりも、自発的に動くことをよしとする人なのです。
ということは、コンサルタントがどんなにいい経営手法を伝えようとしても、考え方を受け入れてもらえる土台がなければ意味がないのです。