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こころが折れそうになったとき読む本
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はじめに……こころのやわらかさが壁を壊す

『こころが折れそうになったとき読む本』
[著]川村妙慶 [発行]ゴマブックス


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 この本のタイトルのように「こころが折れそうな人」もいれば、「何をやってもへこまない人」っていますよね。なんで自分だけがこんな思いをするの、と親を恨んだり、世間や不景気のせいにしている自分はいませんか?


 この本を手にとってくださったあなた! あなたはきっと、前者のように今の自分に不安や不満があり、この本を手にとられたのでしょうね。



 私はアナウンサー兼僧侶として、日本中を講演で毎日のように飛び回っています。また、パソコンには、人生に悩む人からのメールが1日200通ほどいつも送られてきます。その一つひとつに目を通し、私にできる返答をここ10年してきました。


 内容はさまざまで、近頃はリストラされたビジネスマンの嘆きやうっぷんも多くいただきます。今までは、女性の生き方・恋愛問題や、人間関係の悩み、仕事のことなどが多かったのですが、やはり、ネットの世界も時代をよく反映しているのでしょうか?


 ただ、共通しているのは、その悩みから解放されて幸せになりたいということです。その悩みを解決する糸口を、みなさん、たぶん仏教に求めているのかもしれませんね。



 でも、人間は生きている限り悩みは必ずついて回ります。その悩みから逃げてしまったりすると、ますますその悩みが大きくなり、不安ばかりがあなたの心をおおってしまい、心の闇に落ち込んでしまいます。逆に言うと、人間は悩みがなくなると(ごう)(まん)になってしまうのです。


 むしろ、「ウェルカム・トラブル」ではありませんが、「ウェルカム・悩み」でいきませんか? 悩みを自分のベストフレンドにしていきましょう。「どうしたらいいのか?」とその問題に向き合おうとすることが大事です。向き合うことが「人間をもっとも成長させてくれる力」になるのだと思います。


 悩みは解決するのではありません。その悩みをきっかけに、今の状態をひっくり返すのです。それが、この本でテーマにした「こころが折れない考え方」です。


 たとえば、アイデアが出なくてウンウンうなっている時は、一度その状況を中断してしまうことも必要です。1章に出てくる「捨ててしまう」こと、「やめてしまう」ことも大切です。


 別のことを意識的にやってみると、意外と新しいアイデアがわいてくることがありますよね。デスク以外の、たとえば、帰りの電車であったり、仲間との雑談の場でひらめきがわいてくる、といった経験はありませんか?



 さて、人生の多くの苦悩を乗り越えてきた(しん)(らん)(しょう)(にん)(一一七三~一二六二)に、「人間は誰だって弱いんだ! その自分を受け入れ、勇気をもって生きてほしい。その中から本当の生き方を知ってほしい」ということを述べています。


 その弱いという言葉を、悩みに置き換えてみませんか。これもこころが折れない対応です。「人間は誰だって悩みがあります。その弱い自分を受け入れ、勇気をもって生きてほしい。その中から本当の生き方を知ってほしい」となりますよね。


 そう。はじめから「完璧」な人間なんてこの世にいないのです。なにか起きた時に、それを「できる自分もあれば、できない自分もある」ということです。これが人間なのです。そして人間は一人一人みんな違います。こころも一人ひとり違うのです。



 私に寄せられたメールの中で気がついたことが一つあります。


 それは「自分が頑張らないといけないのですね!」と自分を追い込んでいる人が多いということです。また何か悩みがあると「もう私は駄目なんだ」と決めつけてしまう方がいるということです。



 生きる中で1+1=2ということはありません。10-5=5ということもないのです。世間の常識では1に1を加えると2になることがあるでしょう。しかし、自分の生き方がはっきりした時には1+1=100になることもあるのです。



 私が尊敬する平野修先生(真宗大谷派明証寺住職)は、こんな素敵な詩を作っておられます。



 歩くのに


 雲霧は


 必ずしも障害ではない


 むしろ


 足と大地とが


 はっきりしていないせいだ



 私たちが「苦しいので逃げたいよ」というのは、雲霧に妨げられるからそう思うのでしょうか。それでも、雲霧で視界をさえぎられる逆境の中を生きなければなりません。逃げることはできないのがこの(しゃ)()世界なのです。しかしその中にいても、自分の足元がしっかりしていたら流されることはありません。


「つらいよ」「なぜ私はいつもうまくいかないのか」とぼやいた時がチャンスです。失敗したところからやり直し、方向転換したらいいのです。人生は必ずやり直せます。失敗した過去を未来に転じていくことができます。


 この本があなたのこれからの人生に役立つ「地図」となりますように願っています。

川村妙慶

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