>
読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
250
kiji
0
0
1117989
0
山川さん、黒斎さん、いまさらながらスピリチュアルって何ですか?
2
0
0
0
0
0
0
生き方・教養
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
第3章 気づきって何ですか?

『山川さん、黒斎さん、いまさらながらスピリチュアルって何ですか?』
[著]山川紘矢 [著] 山川亜希子 [発行]日本文芸社


読了目安時間:32分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ



インナーチャイルドが引き起こす心の反応

──自分を癒やすことの大切さ



   心の中に隠された怯えを手放す


山川亜希子 私も何年か前までは、主人に非難されるたび、本当にくだらないことでも、すぐカッとなって、自分が全否定されたように感じていたんですね。


 どうしてそうなってしまうのか、ずっとわからなかったのですが、あるセミナーで「その自分の感情を見てみましょう」というセッションを受けて、実際にその感情に向き合ってみたら、なんとも名づけようのない激情が湧き出しました。


 怒りでもないし、悲しみでもない。

「これはいったい何だろう?」と考えてみたら、私が小学校の入試試験に落ちて、母に30分怒鳴られ続けたときの感情だったと気づいた。その感情の正体は「(おび)え」だったのね。


 だから、その後の人生でも、ちょっと非難されただけでも、その時の感情がフラッシュバックされて、いきなり6歳の子どものときに戻ってしまう。

山川紘矢 癒やされていないインナーチャイルド(内なる子ども、子ども時代の傷ついた記憶や心情)だね。

亜希子 そう、インナーチャイルド。そういうことって、結構たくさんの人が抱えているみたいです。


 もしそういった傷のようなものが残っているなら、きちんと対処していかないと、いくらグル(導師)のところに行っても、根本的な解決にはならないかもしれません。


 やはり、「自分を癒やす」ということはすごく大事です。


 私は、自分の心の中に隠されていたその「怯え」に気づいて、手放すことができたのですね。そうすると、主人から「おまえのこれが悪い!」なんて言われても、もう以前みたいにカッとせずに、「ああ、そうねぇ」って言えるようになりました(笑)


 もう、自分の行動を考える、考えないといった次元じゃなくね。そういった過去の自分の問題を解決していくプロセスが、多くの人にとっての、これまでのスピリチュアリティだったのかな。


 いまはすでに、たくさんの人がそこを超えてきたので、たぶんここ10年ぐらいで、皆さんはずいぶん楽になったと思います。


 ひとりが自由になるだけでも、すごく影響力がありますから、それがさらに(でん)()して、よりたくさんの人が癒やされていく。みんなで少しずつ癒やしを広げているのでしょう。

雲 黒斎 そうですね。



   自分の体や心の動きに目を向けてみる


亜希子 最初のうちは「いま、ここにいよう!」と努力することよりも、どれだけ自分が過去や未来に振り回されて「いま」にいないかを知るほうが、大切かもしれないですね。


 でも、先ほどの私の例みたいに、傷があったりすると、ものすごく難しいですが。

黒斎 やはり、どれだけ自分の体や心の動きに目を向けることができているか、なんでしょうね。


 反射的な感情や行動が出てきたとしても、それはそれで構わないんです。そういう自分を責める必要もない。


 ただ、そのときに、「何に対してこの感情が湧いているのだろう」とか、その感情が出てきたときの、たとえば呼吸の変化とか、血流の変化とか、発汗や緊張などといった「自分の体に、どういう反応が起きているんだろう」という、そういうことに目を向けられたらいいですね。

亜希子 そう。「なぜ私はこんなに反応するんだろうか」と思えたときから、すでに解決は始まっている、のですね。

紘矢 僕にも同じようなところがありましたね。「だらしがない」なんて言われると、ついカーッと怒ってしまっていて。


 どうしてこんなに腹が立つのだろうと思い返してみたら「そういえば子どものころ、同じようなことを言われて、すごく傷ついたよな」とか(笑)

黒斎 取り組み方も大事ですよね。解決しようとして深刻になりすぎると、空回りしてしまうから。深刻に取り組むのではなくて、好奇心で自分を観察するというのでしょうか。


 スピリチュアルに関心のある人って、けっこう真面目な方も多いから、ストイックになりがちですよね。


 でも、あまりストイックな姿勢で取り組むと、「自分を見る」ことが、いつの間にか「自分を監視する」に切り替わってしまうんです。それで、「こんな反応をしてしまう私は、本当の私じゃない」とか、「こんな自分じゃまだまだダメだ」などというジャッジメントが始まって、自己否定のループに(はま)ってしまいます。

亜希子 だから、自分を裁いたり、叱りつけたりすることなく、ただ自分に目を向けて、自分が何をしようとしているのか、とか、普段と違う自分の反応に「気がつく」ことができればいいのです。自己否定の感情は自然となくなっていくから、それ以上は何もする必要はないですね。

黒斎 そうそう。「気がつく」だけでいい。「気づいたあとに、あれをして、これをして」ということはありませんね。


探求の迷路に迷い込まないために

──気づきやすさと遠回りの回避



   自由をストイックに探求すると、不自由になる


黒斎 最近では、神社など、いわゆる「パワースポット」と呼ばれるようなところへ出かけることが()()っています。


 そういった場所で、何らかの神秘的な体験を期待する人も多いと思うのですが、それについて、どのように思われますか?


 また、僕が言うのは、おかしいかもしれませんが、パワースポットに限らず、さまざまなセミナーやワークショップなどに参加するものの、なかなか「これ!」といった経験が得られず、「スピリチュアル・ジプシー」と化して、いろいろな場を渡り歩く人たちも少なくないようですが……。

紘矢 僕は、「したいようにしたら?」って思います。何も否定的な意味じゃないですよ(笑)

亜希子 そうよね。

黒斎 そうですね。ただひとつ、変にイメージが広がりすぎているというか、そういう人は神秘体験を求めすぎているんじゃないかな?って思うことがあるんです。


 別にいいじゃないですか。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:13396文字/本文:15790文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次