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山川さん、黒斎さん、いまさらながらスピリチュアルって何ですか?
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生き方・教養
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おわりに [山川 紘矢]

『山川さん、黒斎さん、いまさらながらスピリチュアルって何ですか?』
[著]山川紘矢 [著] 山川亜希子 [発行]日本文芸社


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私たちは皆、ひとつの大きな海から派生している



 僕がスピリチュアルな世界に目覚めたのは、人生のずっと後半になってからのことでした。40代になってのこと、1984年ころでした。


 それまでは、スピリチュアルなことには全然関心がありませんでした。


 1981年に、たまたま英語を勉強しようと思って、神戸の幼稚園で行なわれた、アメリカ人のダンカン・カリスターがファシリテーター(指導者)をしていたセミナーを受けたことが、その始まりでした。



 自分自身の感情に触れさせるために、ダンカンはひどく下品な言葉を使って、ひとりひとりを前に立たせて質問をしていきました。下品な言葉を使ったのは、僕たちの感情を刺激するためです。


 大きな白人の男性が泣き出すことも何回もありました。僕はびっくりしました。そんなセミナーはこれまでに見たこともなかったからです。


 とうとう僕も前に立たされて、いろいろ聞かれ、批判されたのですが、僕は巧みに逃げまわり、自分の感情を刺激されるのを避けていました。こんな変わった人たちと自分は違うのだ、と心で防衛していたのです。すると先生は、さらにひどい言葉でがんがん攻撃してきました。


 しかし、英語ですから、どんなにひどい言葉を使われても、僕はあまり感情的になったりしないで、ニヤニヤと、ただ笑っていました。感情的にならない自分に誇りすら感じていたのです。


 大人は「泣いたりしてはならない」「感情的になってはいけない」と、子どものころから深くしつけられていたのです。感情的に動揺しないことが大人だと思っていました。ニヤニヤと笑っていることに対しても、ひどく怒鳴られたものです。


 そのセミナーで大きな覚醒が起こったわけではありませんでしたが、それがとても新しい体験となり、気づかないうちに自分の魂の奥底を揺すぶられたのかもしれません。セミナーを受けたことで、「自分自身を知ることが大切」ということがわかり始めました。



 そのすぐ後、僕はアメリカのワシントンD.C.に転勤になりました。当時、ワシントンD.C.では、自分が神戸で受けたセミナーの元となっていた「自分を知るセミナー」が盛んに行なわれていたのです。


 そこでもアメリカ人の友人に誘われて、セミナーに参加しました。すると、自分を知るとはどういうことか、自分を大切にして生きるとはどういうことか、もっとよくわかってきたのです。


 セミナーを受けてから自分の人生が広がったように感じました。アメリカでのセミナーには「愛」がベースにあったように思います。もともと外国が好きな自分には、人生がますます楽しくなってきた、そんな気がしました。



 その後、アメリカ人の友人に勧められて「スピリチュアル」なセミナーを受けました。それは、アレキサンダー・エベレットという人のセミナーでした。


 そのセミナーで彼は、私たちは輪廻転生をしている、私たちは宇宙とつながることが必要だ、そのためには瞑想をしなさい、と教えてくれました。


 さらに、彼は、誰の人生にも生まれて来た目的がある、「私はこの地球に愛と平和を広げるために生まれて来た。21世紀までにこの地上に愛と平和を広げたい」と告げたのです。


 その時なぜか、「そうか、自分もこの世界に愛と平和を広げるために生まれてきたのだ。僕も同じだ!」と思いました。


 そして、自分がまさにここにいる理由、自分が生まれて来た目的がわかったような気がして、ワクワクし、エネルギーが体の中からわき上がってきたのです。



 それからは生き方が変わりました。人とは対立したり、競争したりしないで、助け合い、分かち合うことが大切だ、人は幸せになるために生まれてきたスピリットなのだ、みんな仲間なのだ、と次第にわかってきたのです。


 人間の本質は身体ではなく、その身体の中にすんでいるスピリットなのだ、とわかりました。これがスピリチュアルに目覚めた最初でした。


 スピリチュアルとは、自分の本質がスピリットであることを知ることだと思います。僕たちが、ここに生きていることそのこと自体が、実はスピリチュアルそのものなのです。


 そして、自分はどこからやってきたのか? 自分は何者なのか? 死んだらどうなるのか? 神はいるのか、いないのか? こうした問いかけに関係することが、スピリチュアルな学びだと思います。



 私たちの本質はスピリットであり、誰もが同じところからやってきて、同じところに戻っていきます。


 私たちはみんな同じ仲間で、ひとつの大きな海から派生している波のようなものです。鉱物も、植物も、動物も、人間もすべての存在そのものが、神の意図の元にあるスピリチュアルな存在なのです。



 私たちが、シャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』を訳してから、30年たちました。その間に世の中も急速に変わってきました。スピリチュアルなことを、私たちとは異なる体験をして、別の視点から紹介している若い世代の人たちも出てきました。


 その若い世代の代表の一人、雲黒斎さんと対談させていただき、とても楽しかったです。私たちと雲黒斎さんの意見の違いも明確になってきました。



 スピリチュアルに関心のある人たちが、私たちの話していることから、何かのヒントをつかんでくださったとしたら、すばらしいことだと思います。


 このような本の企画に参加させていただいたことを心から感謝し、また嬉しく思っていす。私たちも、これからはもっと若い人たちの言葉に、よく耳と心を開いて学んでいきたいと思っています。


2015年5月

山川紘矢 

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