『プロ野球「黒歴史」読本 メディアを騒がせた75人の男たち』
[著]手束仁
[発行]イースト・プレス
巨人
上宮時代からスラッガーとして知られ、甲子園では歴代2位となる6本塁打をマークした。ドラフト会議では熱望する巨人に指名されず一浪。翌年に入団後は勝負強いバッティングや内外野どこでも守れる器用さでバイプレーヤーとして活躍。
甲子園のスラッガーが「クセ者」に豹変
1969年(昭和44年)の夏の甲子園で決勝に進出、延長での死闘と甘いマスク、野球後進県である青森代表のエースとして奮闘する姿から一躍全国区の人気者となった三沢の太田幸司(のち近鉄)を元祖として、甲子園ではときおり“アイドル”として多くの女性ファンの注目を集める存在が現れる。