『プロ野球「黒歴史」読本 メディアを騒がせた75人の男たち』
[著]手束仁
[発行]イースト・プレス
大映→大毎・東京・ロッテ
京都府出身。大倉高商(現東京経済大)を中退後に日活京都撮影所に入所。その後、第一映画社を創業(のち解散)、新興キネマ京都撮影所所長、大日本映画製作(大映)社長に就任し、プロ野球球団も所有して一時代を築く。
映画界から球界に貢献した稀代の興行師
映画全盛期のプロデューサーであり、映画会社社長としての言動が「永田ラッパ」の異名を取るほど派手で浮き沈みが激しかったことで、事業家としては悪党というイメージが根強い。しかし、プロ野球球団のオーナーとして見れば、もちろんワンマンオーナーとしての側面もあったが、球団を愛し、プロ野球を愛していたということからいえば、必ずしも悪党ではあるまい。