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35歳貯金ゼロなら、親のスネをかじりなさい!
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将来の給与がわからない=将来のプランがつくれない

『35歳貯金ゼロなら、親のスネをかじりなさい!』
[著]小屋洋一 [発行]すばる舎


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 2世代マネープランニングについてご説明する前に、まずは私たち2030代を取り巻く「お金の現実」をお伝えしようと思います。

 中には初めて見るようなデータもあるでしょうし、「自分たちはこんなに危機的な状況にあったのか!」と、がく然とするかもしれません。

 ですが、不安になることはありません。

 現状を正しく知ることは、危機を乗り越えるヒントになります。昔から、「敵を知り己を知れば、百戦危うからず」というのです。

 それに、2世代マネープランニングを実践すれば、危機的状況から抜け出せます。

 その下準備と思って、しっかり現実と向き合ってください!


 最初に目を向けてほしいのは、「サラリーマンの立場」が激変したことです。あなたの生活の不安定さも、すべてはそこから始まっています。

 私の父親は、典型的な企業サラリーマンでした。

 それこそマスオさんや波平さんのように、毎朝スーツに着替えては、満員電車に揺られて仕事に出かけたものです。社宅住まいだったこともあり、近所の父親たちも、同じような生活をしていました。


 「働き続ければ、偉くなって、お金もたくさんもらえる」

 そうした日本社会のシステムを、子ども心にも理解できたものです。


 私たちが社会人になったとき、状況はまったく変わっていました。先ほども触れたように、「年功序列」と「終身雇用」が壊れかけていたのです。

 今ではマネープランニングの現場でも、サラリーマンの人生設計のシナリオを描くことが、非常に難しくなりつつあります。

 若い相談者のプランづくりをしていても、次のような感じになりがちです。

私   :「これから定年までの給与は、どのような推移をすると思いますか?」

お客さん:「そうですね、なかなか予測しづらいですね」

私   :「今年35歳で、年収が400万円ですよね。自分が40歳、50歳になったとき、年収はどれくらいだと思いますか?」

お客さん:「理想をいえば、40歳で500万、50歳で700万円ですかね」

私   :「その金額は、今の会社で実現可能ですか?」

お客さん:「……無理です。たぶん」

私   :「50歳をすぎてからの年収はどうですか?」

お客さん:「どうかなあ。40代のころと、あまり変わらないと思うなあ。よくて横ばいか、ひょっとしたら少し下がるかも……」


 このように、今後の自分の給与シナリオを、相談者自身がつかめていません。これでは、プランを考える私も一苦労です。FPである私が苦労するくらいですから、個人でやろうと思ったら、さらに困難をきわめるでしょう。


 「自分の将来の生活がわからない!」

 あなたがそんなふうに不安を抱えるのは、この時代には仕方がないわけですね。

 そうした現実を理解した上で、最善手を考えるべきです。
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