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安岡正篤 運命を思いどおりに変える言葉
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ルポ・エッセイ
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はじめに──時代を超えて心に響く「安岡学」の魅力とは

『安岡正篤 運命を思いどおりに変える言葉』
[著]安岡正篤 [解説]池田光 [発行]イースト・プレス


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 人生の師父といわれる(やす)(おか)(まさ)(ひろ)の肉声を聞いたり、著作を通して私淑するようになったりした人々は、政財界をはじめとして数多く、その裾野は大きく広がっています。一九八三(昭和五十八)年に他界してすでに三十数年が経ったいまもなお、混迷の現在に生きる私たちに多大な影響を与えているのです。

「これほど根強い人気がある安岡正篤は、どんなことを教えているのか?」

「その教えを全般的、かつコンパクトに知りたい」

「そして安岡正篤の教えから人生の指針を得たい」


 こんな要望を本書は満たそうとするものです。


 次のような学びが期待できます。



 ◎この人生を立派に生き抜くには、どんな生き方をすればいいのか。目指すべき人物像とは、どのようなものか。みずからを磨き、創る大切さが学べます。



 ◎よく生きていくうえで身につけておくべき人間学とは何か。人間学をどう学んでいけばいいのか。学校では教えない「(かつ)(がく)」の大切さが学べます。



 ◎人生に立ちはだかる難所や壁を突破するために、どのようなものの見方や考え方をすればいいのか。目からウロコの賢い発想法を学べます。



 ◎運命とは何か。運命をどうとらえ、どう主体的に生きていくべきか。この人生は定まったものであるという宿命論を超えて、みずからの未来を切り拓いていく「(りつ)(めい)」の方法を学べます。



 ◎宇宙、社会、人間をどう受け止めて対応していけばいいのか。その原理原則や応対の要諦が学べます。



 ◎中国思想やわが国の先賢たちの大いなる遺産から何を学べばいいのか。儒学や(ろう)(そう)などの思想や、その読書法を学べます。



 本書は「第一部 人物を創る」「第二部 活学のすすめ」「第三部 古典に学ぶ」という三部で構成し、十二章からなっています。また、入門書としての性格を持ち、安岡正篤の世界を広く案内するものです。解説においても、なるべく安岡の著書のなかであげられている事例をとりました。



 さて、安岡正篤の活動期間は長いものでした。学生時代から活動を始め、東京帝国大学を卒業した年には『(おう)(よう)(めい)研究』を出版しています。このようにスタートが早く、二十代ですでに一家をなすほどの風格がそなわっていました。


 また、その活動期には先の大戦がありました。時代の風潮や圧力に主張を変える人が相次いだなかで安岡は戦前も戦後も一貫した態度をとっています。その思想にはブレがありません。東洋古典の研究を旨とし、わが国をリードしていくエリートたちの育成にいそしんだのです。


 このように、時代の波に振り回されることなく一貫しているところに信頼感があり、安岡学の魅力があります。まさに安岡がよくいうように、思想が血肉と化していたのです。



 十年前のこと。本書旧版(後述)の出版のご承諾をいただくために、(とう)()(とう)(じょう)線の武蔵(むさし)(らん)(ざん)駅から歩いて十数分の立地にある安岡正篤記念館に、ご子息の安岡(まさ)(やす)氏を訪ねたことがありました。

「師弟という関係と、親子という関係とは違うんですね。安岡を父に持って、親子の情を持って育てられたように思います」


 父の安岡からは、この大学に進みなさいとか、そもそも大学に行かなければならないとかいった押しつけはなく、みずからの進路について主体性を尊重されたとうかがいました。


 さらに、実社会に出るにあたっては、「縁を大切にしなさい」という教えを受け、ほかにも、志を持つこと、敬することを父の背中から学んだといいます。


 安岡に、父子における子の育成について述べている言葉があります。

「子供は言説で教えるよりも、情的に感じ取らせることの方が大切なのです。親父は千言万語を費やして説教するよりも、黙って子供に見せることであります」


 と。まさに著書に書かれていることをみずから実践されている感があり、言行一致に裏づけられた確かさに深く感じ入ったひとときでした。



 本書は、旧版(『安岡正篤 こころを磨く言葉』)を全面的に改稿するとともに、新たな原稿を加えました。とくに第三部は全篇が書き下ろしです。


 旧著の出版にあたっては、ご子息の安岡正泰氏、ならびに財団法人(きょう)(がく)研修所、安岡正篤記念館のみなさまに多大なるご支援とご配慮をいただきました。また、二〇一七年(平成二十九)には安岡正篤生誕百二十年を迎え、師の道統を引く一般社団法人(かん)西(さい)()(ゆう)協会で記念大会が開催されます。その実行副委員長で、関西師友協会理事の(いま)西(にし)(たか)(あき)氏には格別のご高配を賜りました。


 心からの感謝を申しあげるとともに、読者のみなさまには、本書が安岡正篤の世界へのよき案内となり、すばらしい自己創造が行われることを念願してやみません。


(いけ)() (ひかる)

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