『女の子の学力を大きく伸ばす育て方』
[著]江藤真規
[発行]すばる舎
◆「この子らしさ」を認めてあげて
女の子は、成長とともにお母さんに対する「見方」を変化させてくることは、先ほどお話したとおりです。
「お母さんだって完璧じゃない」と、現実を見るようになると、娘は娘なりに「では私って何?」と、母親とは異なる自分らしさを出すようになります。
お母さんは、男の子に対しては「なんでこの子はこんなことするんだろう」という驚きや疑問を「この子の個性なんだ」と認めやすいようですが、女の子にはどうしても「女の子なのに……」の眼鏡を通してしまうため、個性として見にくい傾向があります。