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電通の深層
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ルポ・エッセイ
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第八章 【特別対談】電通の正体 大下英治×佐高信

『電通の深層』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


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覚悟のデビュー作『小説電通』の舞台裏


大下 このあいだ亡くなった本田靖春さんが「電通の秘密」という連載を『週刊文春』でやったのですが、当時『週刊文春』の契約記者をしていた私もたまたま取材を手伝いました。でもいくら本田さんだって『文春』に電通のすごい秘密なんか書けるわけないんですよ。その時、私は突っ込んだ取材をけっこうしたんです。

佐高 『文春』の広告は全部電通がやっているから、突っ込んだことは書けない。

大下 電通は週刊誌、テレビ、全部押さえているわけですから。『週刊文春』とて、やはり突っ込んで書けない。「電通の秘密」というのを載せるだけ大胆です。

佐高 それはいつ頃の話ですか?

大下 一九七七年です。私の取材原稿を書いて持って行ったけど、それがほとんど使われなかった。そうしたらネタ元の業界紙の連中とかが、「大下おまえ何しとるんだ、おれがあれだけしゃべったのに」と。


 それからまもなく、月刊誌の『創』で「タブーを突く」という特集をやったんです。電通と鉄道弘済会(国鉄時代に「キヨスク」を直営)の二本立てで、一本一〇〇枚シリーズ。一〇〇枚書いたけど、それでも書き足りないものがあったので、長編で『小説 電通』を書いたんです。

佐高 読者のためにちょっと注釈を入れると、『文春』でやれないものがなぜ『創』でやれるかというと、『創』は電通に広告取りを頼んでないからですね。つまり大きいところは全部電通が広告を入れるから、電通のことは書けない。電通に関わっていないミニ雑誌のほうは書ける。

大下 そういう雑誌があったからこそ、スキャンダルが出てきた。総会屋連中もそういう雑誌を出していて、いろんなスキャンダルを暴いていた。会社の中の内部対立があったら、一方に頼まれ、もう一方のスキャンダルをカネで外にバラしていくという形のものがあった。

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