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12/21に全サービスをRenta!に統合します

(2021/12/6 追記)

犬耳書店は2021年12月21日に、姉妹店「Renta!(レンタ)」へ、全サービスを統合いたします。
詳しくはこちらでご確認ください。

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01 テクノロジーの進化と無関係ではいられない

『0秒リーダーシップ』
[著]ピョートル・フェリークス・グジバチ [発行]すばる舎


読了目安時間:6分
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 現代は、最新テクノロジーの動向を無視してビジネスを展開することが難しくなっています。


 あらゆるものがインターネットにつながるIoT(モノのインターネット)の流れは電力、通信、家電メーカーなどを巻き込んで進んでいますし、自動運転、スマートカーの開発では既存の自動車産業のみならず、グーグルやアップルなどがしのぎを削っています。 さらに、グーグル傘下のDeepMindが開発した囲碁ソフト「AlphaGo」が人類最強と言われた韓国のイ・セドル九段を破ったことに象徴されるように、人工知能とそれを搭載したロボットがいよいよ本格的に人間の活動に取って代わる時代が始まりつつあります。


 テクノロジーのトレンドに(うと)いと、リーダーシップを発揮しようにも、取れる選択肢の数が減ってしまいます。急激な変化の中で成果を出すためには、時代の一歩先を読み、テクノロジーを味方につけるマインドが求められるのです。


◆最新のトレンドを押さえるには



 では、テクノロジーを味方につけるには、どうすればいいのでしょうか。


 当たり前のことかもしれませんが、毎日テクノロジーの情報を浴び続けることが大前提です。経済誌や業界紙、ネットニュースなどを見て回る。気になるキーワードは、ニュースアプリなどでキーワード登録しておけば、関連ニュースを見逃す心配もありません。普段から関心を持ってアンテナを張り巡らせておけば、必要な情報は自ずから手に入ります。


 また、家電量販店の旗艦店に定期的に足を運んだり、話題のアプリやウェブサービスをいち早く試したり、最新のガジェットを手に入れて使ってみたりして、つねに情報をアップデートしておく必要があります。

「流行りものなんて自分には関係ない」「いまさら新しいサービスを試すなんて面倒臭い」「最新機種など自分には使いこなせない」と思って遠ざけた瞬間から、時流に乗り遅れ始めるのです。いったんトレンドを追うのをやめてしまうと、もう一度キャッチアップするのはなかなか難しい。あっという間に取り残されてしまいます。


 たとえば、若者向けのウェブサービスを開発・運営しているのに、自分は使ったこともなければ、登録さえしていないというのでは、的確な判断は下せません。どんなインターフェースなら使いやすいのか、どんな情報があれば役に立つのか。自分なりの判断基準を持つためにも、普段からそうしたサービスに慣れ親しんでおく必要があります。


◆プログラミングのスキルは必須ではない



 念のため言っておくと、テクノロジーを味方につけるために、いまからプログラミングをマスターせよとか、最先端の科学を専門レベルで学べ、という意味ではありません。


 最低限、あくまでユーザーとしてテクノロジーのトレンドを押さえておきましょう、世の中に与える影響について知っておきましょう、ということです。


 しかし人間は年齢が上になるほど、考え方が保守的になりがちで、最新のテクノロジーを敬遠するようになります。特に、年功序列型の日本企業では「年齢が上=ポジションが上」というケースがほとんどなので、決定権を持った人ほど、古い考えに凝り固まっている可能性があります。


 たとえば、新聞や雑誌などをはじめとした既存のメディア業界は、紙媒体から脱皮して、デジタル化、オンライン化しなければ生き残れないことは、誰の目にも明らかです。しかし、記事のクオリティを維持しつつ、オンラインサービスでいかにマネタイズするか、どの媒体もいまだに模索中です。


 ところが、「自分は紙しか読まない」「紙のほうが読みやすい」と言ってはばからない人もいます。ようやく普及しつつある電子書籍にも、否定的な人がたくさんいるようです。自社サービスも使いこなせない人たちに、デジタル化、オンライン化の先導役を期待するのは無理があります。


 極端な話、いまはどんな業界でも、テクノロジーの動向を見誤ると、生き残れない。それがわからない人は、リーダー失格です。


◆テクノロジーと友達になる



 僕自身、便利なもの、時間やコストが削減できる効率化グッズが大好きで、新しいものはいち早く導入しています。


 電子書籍がまだあまり普及していなかった数年前、紙の本をスキャナーで読み取ってPDF化する「自炊」が流行りましたが、僕も自分が持っていた本を全部「自炊」してパソコンに取り込みました。もっと生活に密着したもの、たとえばキッチンやトイレで使うグッズでも、何か便利なものがあれば、すぐに買います。


 なぜかと言うと、テクノロジーは、自分の脳や身体のエクステンション(拡張)のようなものだからです。


 たとえば、僕が持っているiPhoneの容量は128GBです。しかし、僕が初めて買ったノートパソコンはメモリが4GB(1024MB=1GB)しかなくて、1.6MBのフロッピーディスクがついていました。いまは容量もスピードも当時とは比べものにならないし、スマホが1台あれば、ネット接続で何でもできます。いつでもどこでも情報収集できるし、勉強も、読書も、音楽もこれ1台でOKです。写真や動画を撮ったらその場で編集して、すぐに人に送ることもできます。


 テクノロジーによってこれからの人生がどれだけ変わるか、スマホを使ったことがなければ、実感するのは難しいでしょう。手に入れて、実際に触ってみることで、いろいろな気づきが得られます。そこに新しいビジネスのヒントが見つかるかもしれません。


◆文系だから、営業だからは言い訳にすぎない



 カフェやレストランでも、店員さんがiPadを持ってきて注文を取る時代です。自分の会社はアナログ専門だからといっても、いまは広告やマーケティングの世界でデジタルを使わないことはあり得ません。つまり、モノやサービスを売っている限り、どの業界であっても、デジタルを無視することはできないのです。


 自分はエンジニアではなく、営業だから、テクノロジーは関係ないと思っている人もいますが、営業の人も本当のライバルはオンラインショップかもしれません。そして、ネットの世界はどんどん自動化されて、人手はあまりかからない。デジタルなんて自分に関係ないと思っていると、ある日突然、アルゴリズムや人工知能に仕事を奪われてしまうかもしれない。いまの世の中、デジタルと無関係でいられる人はいないのです。


 既存の仕事のやり方を根本から覆す破壊的イノベーションは、ある人にとってはチャンスですが、いままでそれを仕事としていた人にとっては大ピンチです。時代の流れを読んで生き残るためにも、関係ないでは済まされない。文系理系に関係なく、誰もがテクノロジーについて知っておく時代が訪れたのです。

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