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12/21に全サービスをRenta!に統合します

(2021/12/6 追記)

犬耳書店は2021年12月21日に、姉妹店「Renta!(レンタ)」へ、全サービスを統合いたします。
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01 いつでもどこでも学べる人が成長する

『0秒リーダーシップ』
[著]ピョートル・フェリークス・グジバチ [発行]すばる舎


読了目安時間:6分
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 リーダーシップを発揮するには、つねに学び、学んだことをすぐに応用できる機敏な動きが欠かせません。この「機敏さ」を英語で「アジリティ(agility)」と言います。


 体格に劣る日本のサッカー選手は「アジリティ(俊敏な動き)」が武器です。ビジネスにおいても、機敏に学ぶことを武器に、勝負することは十分可能です。


 ラーニングアジリティは、いつも貪欲に学び、学んだことをすぐに別のシチュエーションで使ってみる、ということです。


 そのためには、何から学び、どのように学び、さらにはそれをどのようなタイミングで活かしていくのか。そういう一連の動きをつねに意識することが大切です。


 僕はかつて、グーグルの組織としてのラーニングアジリティを高めるためのイノベーション・プロジェクトをリードしていたことがあります。そのときにまず出てきたのが、次の視点です。


 いつでも、どんなことからでも、どんどん学ぶ姿勢を身につけるためのポイントは、3つあります。


◆①他人から学ぶ



 1つは、他人から学ぶということです。いつもオープンマインドな姿勢でいれば、どんな会話の中からでも、新しい考え方、新しい知識を仕入れることができます。


 よくありがちなのは、仕事にプライドを持つあまり、自分はその道のエキスパートで、誰よりも知識があるという思い込みです。しかし、それはたいてい間違っていて、自分が知っていることは限られています。


 人間は、誰からでも学べます。部下から学ぶ。同僚から学ぶ。上司から学ぶ。社外の人から学ぶ。専門分野の外へと視野を広げていけば、毎日まわりから多くのことを学んでいけるはずです。


 そのためには、まず相手に関心を持つこと。そして、相手の言葉に謙虚に耳を傾けることです。この人はこういう人だという先入観を持たず、毎回新鮮な気持ちで相手と接していれば、あらゆる機会を通じて、自分の知らなかったことを学ぶことができます。


◆②経験から学ぶ



 2つ目は、経験から学ぶことです。


 経験からの学びを加速するには、リスクを取って、自分ができないこと、慣れていないことをあえてやってみることです。


 毎日やっているルーティンの世界は、言ってみれば、安全地帯です。意識して安全地帯から1歩出てみる、普段とは違う環境に身を置いてみることで、新しい刺激を受け取ることができます。それによって、どんどん経験を積み重ねることができます。


 普段とは違うことをするといっても、おおげさに考える必要はありません。僕はよく「エクスペリメント(実験)」と呼んでいますが、毎日同じ時間、同じルートで通勤しているなら、たまに1時間早く電車に乗ってみる。ひと駅手前で降りてみる。違う路線で行ってみる。たったそれだけのことでも発見があるはずです。


 いつもとは違う話し方をするのも、僕がよくやるエクスペリメントの1つです。普段は優しく話しかけているのに、少し怒ったふりをしてみる。いつもはずっとしゃべり続けている人が黙ってみる。そうすると、相手からはいつもとは違った反応が返ってきます。


 数字が苦手という人は、エクセルを使ってあえて数字の分析に取り組んでみる。お気に入りのレストランで、いつもとは違ったメニューを頼んでみる。そうやって試してみると、いつもとは違う何かが起きます。それが新たな発見につながるのです。


 投資の世界で「ハイリスク・ハイリターン」と言いますが、日々の仕事でも、より大きなリスクを取って新しいことにチャレンジすれば、それだけ大きなリターン(学び)を得られる可能性があります。もちろん、それだけリスクが高ければ、失敗する可能性も高くなりますが、失敗からも学べるのが人間の強みです。


 料理もレシピ通りにつくるのが好きな人と、毎回自分なりにアレンジして、新しいことにチャレンジするのが好きな人に分かれます。前者はどちらかと言うと職人気質で、失敗を恐れるタイプ。後者は失敗よりも楽しさを優先するタイプで、オリジナルな料理を創作することにこだわりがあります。さまざまな場面に応用できる経験を積むという意味では、後者のほうが有利です。


 もっと長いスパンで考えると、自分のキャリアの中で、将来こういう人になりたい、こういう仕事がしたいという目標がある場合、それに沿った経験を積むというのも大事です。5年後、10年後の自分のイメージから逆算して、1年目にはこれだけやっておこう、2年目にはここまでたどり着いていたい、というように、やっておくべきことを長期的な計画の中に位置づける。段階を追ってステップアップすることで、数年後にはかなりの高みに到達できます。


◆③振り返りから学ぶ



 3つ目は、リフレクション、つまり振り返りから学ぶことです。

振り返る機会を増やすことはとても大事です。英語では、「reflection before action, reflection in action, reflection after action.」と言って、振り返るのはやった後だけではありません。何か行動する前にも、行動している最中にも、そしてもちろん行動した後からも、その行為について考えを深めることができます。


 たとえば、誰かとミーティングをする前に、前回のときの会話を振り返って、今回はどんな打ち合わせにしようかと考える。僕の場合は、会議のテーマやアジェンダを決めるというよりも、こんな雰囲気にしたいとか、こういう反応が返ってくるようにしたいとか、そういう空気をイメージすることが多いです。


 実際にミーティングが始まってからは、いま目の前で起きているのが望ましい状態なのか、そうでなかった場合は、どういうふうに会話の方向性を変えればいいか、話しながら考えます。ミーティングが終わったら、どこがよかったのか、逆にどこが想定外だったのかを考えます。今日交わした会話を全部もう1回思い起こしてみるというのもアリです。


 つまり、つねに振り返る。いつでもどこでも反省・反省・反省の繰り返しです。そこまでやってはじめていろいろなことが身につくのです。ただし、反省といっても、ネガティブな意味ではありません。「次はこうしてみよう」という対策とセットで、前向きに、ポジティブに振り返るのが大事です。


 ミーティングに限らず、同じように、自分が関わっているプロジェクトや仕事について、1週間、1カ月、四半期、1年という区切りで定期的に振り返るというのも、学びを深めるためにもとても大事な習慣です。

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