『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』
[著]小川大介
[発行]すばる舎
◆「なるほど~」と引いて見せるとハードルが下がる
辞書は語彙力を増やしてくれるツールです。小さいうちから辞書に慣れている子と慣れていない子とでは、大きくなってからの知識の定着度に歴然とした差が出ます。
とはいえ、小さな文字がズラッと並んでいる辞書は、図鑑や地図に比べてビジュアル要素が少なく、大人でもモチベーションが上がりません。
知人の6歳の息子さんは、リビングに設けられた子ども専用の本棚に、お気に入りの図鑑や絵本に交じって辞書があるのを見つけると、「これはボクのじゃない!」と言って、親用の棚へ移そうとするそうです。辞書というツールは、それくらい子どもにとって「難しそう」に映るのです。