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1 論理は「他者意識」から生まれる

『3時間で頭が論理的になる本』
[著]出口汪 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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論理とは何か


「論理」が芽生えるとき

「論理」とは、決して難しいものではありません。子どもでも自然と使いこなせるようになるものです。


 論理とはどういうものなのか。まず、そこから始めましょう。


 私たちは、たとえ家族であっても、恋人であっても、それぞれに別個の肉体を持ち、別々の経験をする限り、お互いにそう簡単にわかり合えるものではありません。歯の痛み一つとっても、私たちは共有することができません。


 そう感じるときに生まれるのが「他者意識」です。この他者意識が論理を生みます。


 人間の成長に即して考えてみましょう。


 幼い子どもは、泣けば母親が自分の気持ちをくみ取り、何とかしてくれると信じています。


 親がわかってくれないときには、むずかればそれで何とかなります。


 そんな子どもが、保育園か幼稚園に通い始めたときに変化が起こります。


 そこには、自分の気持ちを()しはかってくれない他者が存在し、そんな他者とコミュニケーションを図らなければなりません。そのとき、幼い子どもの心に、徐々にではありますが、論理が芽生えてきます。


 やがて子どもは成長し、自分の気持ちはそう簡単に相手に伝えることができないと知ります。


 たとえば、あるとき、店先に並んだおもちゃがかけがえのないものに思え、「お母さん、あのおもちゃ、買ってよ」とねだったとき、母が「駄目よ、あんなおもちゃ」とにべもなく断ったとします。


 そのおもちゃは少なくともその子どもにとっては他のおもちゃとは取り替えようのないものです。しかし、お母さんはその気持ちをわかってくれません。そのとき、その子どもにとって母親は他者です。


 そう思ったとき、子どもは「でも、○○君も持ってるよ」と言います。あるいは、「先生もそれいいねって言ってたよ」と言うかもしれません。

「○○君も持ってるよ」は具体例で、「先生もそれいいねって言ってたよ」というのは引用です。これらは立派な論理的説明です。


 このようにして、私たちは他者に向かったときに、自分の考えや思いを、筋道を立てて説明しようとするようになるのです。


他者意識の強い人は論理的になる


 男は「女がわからない」と嘆き、女は「男がわからない」と言います。上司は「近頃の若者は」と嘆き、部下はかげで上司の悪口を言います。


 しかし、本来人は人をそう簡単には理解できないものです。だから、筋道を立てるしかありません。そこに「論理」が発生するのです。


 他者意識の強い人ほど、論理力が身についていきます。論理は決して難しいものではなく、他者意識を持てば、自然と生まれてくるものなのです。


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