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やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力
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ビジネス
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CHAPTER1 仕事の目的を確認する

『やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力』
[著]上阪徹 [発行]すばる舎


読了目安時間:15分
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1 どんな仕事にも必ず目的がある


「準備」というと真っ先に思い浮かぶのは、資料作りの情報素材集めや、お客さまに提出する企画書作成のデータ収集という人が多いかもしれません。


 もちろんそれも大切な準備ですが、その前に忘れてはならないステップがあります。


 仕事の目的を確認する、ということです。仕事の準備はまず、ここから始めます。


 これを怠るとピント外れな情報素材を集めてしまったり、お客さまの役に立てない企画書を作ってしまったりしかねない。


 それはそのまま、やり直しや差し戻しの仕事につながっていくことになります。


 例えば、上司に資料の作成を命じられたら、必ず「その資料は何に使うのか」という目的を確認しなければなりません。


 部内の会議で使うのか、上司がそのまた上司に提出するのか、経営会議に出されるのか。意思決定の判断材料にするのか、企画の参考にするのか、お客さまへの提出用資料として使うのか……。


 一口に資料といっても、目的はさまざまです。


 目的によって、同じ内容でも体裁や作り方が変わってくる。


 単純に社内向けとお客さま向けでは変わってくるし、読んでもらうためのものなのか、説得するためのものなのか、保存しておくためのものなのかということでも作り方は変わる。





 目的をしっかり聞いていなければ、仕事の依頼者が求めるようなものは作れないということ。これは一部の芸術活動を除けば、どんな仕事でも同じだと私は思っています。



 私が手がける雑誌記事を作る仕事の場合でも、ちゃんと目的はあります。


 例えば、グラビアページで著名人にインタビューをする。そこには企画の目的とその著名人が登場する理由があるのです。


 今も覚えているのは、俳優でも知られる有名ミュージシャンの記事です。


 読者層は60代が中心という週刊誌に、40歳を間近に控えた彼をグラビアに登場させたいという。


 グラビアページはいわば雑誌の顔。雑誌に関心を持ってもらい、手に取ってもらうための位置づけです。雑誌の刊行広告でも、どんなグラビアなのか大きく告知される。


 このとき、40歳になる彼がグラビアに出る目的は明快でした。

「彼と同年代の若い読者にこの雑誌を手に取ってもらいたい。将来の読者になりうる人たちを新たに開拓したい」というものです。これがわかっていれば、そのつもりで取材をします。その目的に合致した形で記事を作ります。


 メイン読者は60代であっても、60代向けに作ってはならない。あくまで新しいターゲットである40代向けに、これからの応援メッセージを送るという作り方をする必要がある。


 もし目的を聞かずに、ただ記事を作っていたらどうなっていたでしょうか。


 読者層は60代だから、60代向けに書けばいいと考えたかもしれない。

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