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やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力
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CHAPTER2 仕事のターゲットを意識する

『やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力』
[著]上阪徹 [発行]すばる舎


読了目安時間:14分
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1 発注者の向こうにいるターゲットを意識する



 準備のプロセスのうち、目的に続く次のステップは、ターゲットです。


 その仕事は誰のためのものなのか、相手を意識するということです。


 仕事は発注者から出るので「ターゲットとは何のことか」と思われるかもしれません。


 しかし、気を付けなければならないのは、発注者から仕事が出ているからといって、発注者が仕事の対象ではないというケースがよくあるということです。



 私の仕事である書籍の制作で考えてみましょう。


 本を作る際には、基本的に出版社の編集者から依頼がきます。


 何を書くかということについて、その段階でテーマがはっきり決まっていることもありますし、テーマがぼんやりとしていることもあります。後者の場合は、打ち合わせをして企画を詰めていきます。こうして依頼を受けて本づくりに入っていく。


 では私は誰のために仕事をしているのか。


 もちろん出版社の編集者のために仕事をするという意識もあるわけですが、実際のターゲットは読者です。


 読者の役に立つ本。読者にとって面白いと思ってもらえる本。読者に支持してもらえる本。そういう本を作ることが大切だと思っていますし、本づくりの目的だと思っているのです。


 雑誌の記事を書くときも同様です。雑誌の担当編集者から依頼がきますが、原稿は読者のために書きます。そのために担当編集者とはじっくり話をします。


 今回の記事の企画の目的は何か。どうすればその目的は果たせるのか。読者にいかに支持してもらうかという話です。





 ときどき若い書き手の方と話をしていて「どうにも話が合わないことがあるな」と思うのは、仕事のターゲットがずれていることです。


 読者のためではなく、仕事を発注してくれた編集者のOKが出る原稿を作ろうとしてしまう。これは間違っていると私は思っています。

「依頼者のためではないのですか?」と不思議に思われることもありますが、実際おかしいことではありません。


 編集者の仕事とは何か。書き手にOKをすることではないのです。ズバリ読者に支持してもらうことです。読者に面白い、役に立つと受け入れてもらうこと。


 結果的に雑誌が売れたり、本が売れたりすることが編集者の仕事の目的です。


 これは私がやろうとしていることと同じ。もちろん仕事の依頼者である編集者とじっくりコミュニケーションはしますが、極論すれば編集者のために仕事はしない。読者のためにするのです。


 逆に編集者のために仕事をして、どんなに気に入ってもらえたとしても、読者の支持が得られなかったとしたらどうでしょうか。

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