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やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力
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ビジネス
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CHAPTER4 仕事のプロセス/進め方を作る

『やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力』
[著]上阪徹 [発行]すばる舎


読了目安時間:17分
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1「とりあえずやってみる」のはやり直しのもと



 ここまで、


①仕事の目的を理解する

②ターゲットを意識する

③アウトプットイメージを共有する



 と三つのステップをご紹介してきましたが、四つ目がプロセス/進め方です。



 例えば文章を書く場合でも、プロセス/進め方があります。このステップを踏まないと、思うように文章は書けません。「入れてほしいといわれていたあの内容が入らなかった」「この内容も盛り込みたかったのに」などということも起きかねない。

「とりあえずやってみよう」は、やり直しが前提のやり方です。


 仕事は、プロセス/進め方をしっかり作ってから進める必要があるのです。



 私は20年以上にわたって文章を書く仕事をしていますが、ときどき「文章がうまく書けないのですが、どうすればいいのでしょうか?」と問われることがあります。


 うまく書くことができないと思われている要因は、さまざまなようです。


・ロジックがうまく組み立てられない。

・すらすらと書き進められない。

・文章を作るのに、ものすごく時間がかかる。

・「てにをは」や「、」「。」に自信がない。

・これでいいのかということがよくわからない。



 こういうとき私は、お答えをする前に「文章をどのようなプロセスで作ろうとしているのか」を詳しくお聞きすることにしています。


 そうするとだいたい共通点が出てきます。それは何の準備もせずに、いきなり書き始めている、ということです。



 私の場合は、いきなり一行目から文章を書き始めることはありません。


 文章を書き始める前に、どんな内容で、どんな順番で、どんなロジック(なぜそういえるのかという根拠を示しながら説明する)にして書き進めるのかを考えてから書くのです。


 文章を書くのはおそらく早いほうだと思います。そうでなければ毎月一冊ずつ本を書いていくのは難しいことかもしれません。ではどうして早く書けるかといえば、書く前にきっちり準備しているからです。


 以前には『文章は「書く前」に8割決まる』という著書も出していますが、大事なことは書く前にあると私は考えています。


 どのくらいしっかり準備ができているかが、スピードも変えるし、クオリティも変えると思っています。

「すらすら書けない」「書くのに時間がかかる」というのも、準備をしていなければ当然のこと。準備せずにうまく文章を書くことは、誰にもできないと思っています。


 もちろん世の中には天性の文才を持った方もいる。


 取材した作家の中にもそういう人がいました。驚くべきことに構成も何も考えることなく、分厚い小説の一行目を書き始めたら、あとは一気に最後まで書いてしまう。こんな人がいたのも事実。


 しかしそれはほんの一部の人の話だと私は思っています。多くの人はそんなことはできない。そういうことをやろうとすると、後で苦労することになる。むしろ余計に時間がかかってしまったりするのです。



 文章に限らず仕事はすべてそうだと思いますが、「とりあえず、やってみよう」ではうまくいかないのです。

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