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やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力
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ビジネス
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CHAPTER6 仕事をアウトプットする

『やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力』
[著]上阪徹 [発行]すばる舎


読了目安時間:15分
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1 アウトプットは最後の最後



 目的の確認に始まり、ターゲット、アウトプットイメージの共有、プロセス/進め方づくり、アウトプットを考える、という手順を踏んで、ようやく仕事をアウトプットするステップまでやってきました。

「こんなに準備に手間暇がかかるのか」と思われた方もおられるかもしれません。


 しかし実際には、仕事のほとんどは準備だという印象を私は持っています。


 どんな仕事であれ、最終的なアウトプット=成果物として表に見えている部分はわずかでも、その下には膨大な準備がある。そこにこそ時間と手間がかかっているのです。


 したがって、準備がうまくできていないと、アウトプットのクオリティも低くなります。結果として仕事がうまくいかない。


 何度もやり直し、差し戻しを仕事の依頼者にくらってしまうのは、ほとんど準備段階に問題があるのだと思います。


 ところが、どうしても早くアウトプットに目が向いてしまう。早くアウトプットをやりたい、早くアウトプットをせねば、という気持ちから、準備がしっかり整っていないのに、アウトプットに気持ちが行ってしまう。これでは文字通り「準備不足」になってしまいかねないのです。


 アウトプットは最後の最後だという意識でいいと思います。


 それまでの準備に七、八割の時間とパワーをかける。そして最後の最後でアウトプットに挑むということです。



 私のような書く仕事でも同じです。


 例えば雑誌のインタビュー記事を作る。取材に行くと、ワクワクするようなお話が聞けたりします。


 そうするともう、原稿を書きたくてしょうがなくなるのです。それで思わずインタビューでもらった言葉を中心に書き進めてしまったりする。


 これをやると決まってうまくいきません。


 仕事の全貌を理解し、目的、ターゲット、アウトプットイメージ、プロセス/進め方、アウトプットを考えるというところまで、きちんとステップを踏まないと原稿は正しい方向に進んでいかないのです。



 インタビュー内容がよかった、面白かったという勢いだけで書き進めたはいいものの、最後まで原稿が書ければまだいいほうです。


 素材の整理もできていない。原稿の設計も構成もできていない。そんな形で見切り発車してしまうと、多くの場合、途中で書き進められなくなってしまうのです。



 文章も準備が重要なのです。しっかりと準備をしてから書くから、書きながら文章が止まったりすることなくスピードも出てくる。文章にリズムや勢いも出てくる。依頼者が求める内容をしっかり盛り込んでアウトプットイメージに近づけることができる。



 本づくりの仕事に至ってはもっと準備が重要です。

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