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(2021/11/26 追記)

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kiji
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立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方
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くらし
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1 後ろ向きでガチガチ頭だった私

『立石流 子どもも親も幸せになる 発達障害の子の育て方』
[著]立石美津子 [監修]市川宏伸 [発行]すばる舎


読了目安時間:3分
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◆自己肯定感の低い「いい子」で育った



 私は自己肯定感がとっても低くて、自分にダメ出しばかりしています。さらに物事を悪く悪く考えるマイナス思考。


 そんな私が障害児を抱えていても前向きでいられる理由は、子どもと過ごした年月にあります。


 まず、今に至るまでをお話ししますので、しばらくおつきあいください。



 私は親から「いい子にしていなさい」「どこへ出しても恥ずかしくない子でいなさい」とキッチリカッキリ育てられました。


 クラスの平均点が80点なのに70点しかとれなかったときは叱られました。


 次のテストで、がんばって90点をとったら、「なぜ、あと10点とれなかったの、もう少しで100点だったのに」とマイナス部分だけを指摘されました。満点をとったら、「これを維持して落とさないようにね」と言われました。



 できていることを認めてもらうことなく、次の課題に向けて、お尻を叩かれて育った私は、今持っている宝物や現状に満足できずに、「私って○○さんに比べたら、あれもできない、これもできない」と負の部分だけを見てしまう考え方の癖がついていました。



 息子の障害がわかり、幼児期は必死で「健常児に近づけよう!」とがんばっていましたが、〈完璧主義〉で〈0点か100点しか存在しない〉〈白か黒か思考〉〈全か無か思考〉の私は、「いくらがんばって育てても、息子は他の子のようにはなれない」ことを悟り、「ああ期待しても仕方がない」と途中から匙を投げてしまいました。


 でも、それをきっかけに、ゆるく適当な子育てに方向転換できたような気がします。


◆出産時に抱いた違和感



 私が息子を妊娠したのは、2年間の不妊治療を経た38歳のときでした。

「いい子でいなければならない」と育てられた私が母となることが現実になったとき、「優秀な子が欲しい」と思うようになりました。


 お腹にいる子がどんな子なのか気になり、出生前診断を受けました。


 そして「異常はない」と言われホッとしました。



 でも、当時の出生前診断でわかったのは、13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー(ダウン症候群)、二分脊椎、特定の遺伝性疾患などの一部の障害でした。これは星の数ほどある障害のなかの一部です。


 ですから、この検査で「お腹の子どもは100%障害がありません」ということを証明されたわけではなかったのです。



 視覚障害や聴覚障害、人口の6~10%を占めるといわれている発達障害は、羊水検査ではわかりません。


 これらがなかったとしても、出産時のトラブルで脳性麻痺、また、生まれてから高熱を出して脳にダメージを受けたり、交通事故にあって重い後遺症が残ることもあります。



 ということは……、出生前診断を受けるということは〈これ以外の障害児であれば育てる決心〉も同時にしなくてはならなかったのです。


 そんなこともわかっていないお馬鹿な妊婦でした。



 さて、出産の日を迎えました。生まれた子どもをお腹に乗せられたとき、「あれ、この赤ちゃん、なんか違う」と思いました。なんだか胸騒ぎ。母親の動物的勘で違和感を覚えました。



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