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折れない 凹まない 振り回されない “心のクセ”を変える6つの方法(大和出版)
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生き方・教養
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1 “心のクセ”を変えると何が起きるのか

『折れない 凹まない 振り回されない “心のクセ”を変える6つの方法(大和出版)』
[著]玉川真里 [発行]PHP研究所


読了目安時間:5分
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 出かけようと思ったら雨が降ってきた。


 そんなとき、あなたはどう反応していますか?

「嫌だなぁ」とか「ゆううつ」とか、ネガティブな思いが湧いてきませんか?


 でも、雨が降るというのは単なる現象で、良いも悪いもありません。


 私たちがその現象をどう見るか、どう意味づけをするかによって、それは「良いこと」になったり「悪いこと」になったりします。

「雨に濡れた緑がきれいだから、あの公園に寄ってみよう」というふうに、自分の楽しみをつくれる人なら雨の日も楽しく過ごせますよね。

「そうは言っても、何でもかんでもポジティブにとらえるのは難しい」


 こんな人もいるでしょう。確かにそうです。物事の良い面を見つけるのがあまり得意でない人もいますよね。


 人にはそれぞれ、自分自身も含めた物事を見るときの「クセ」があるからです。


 でも、そのクセは変えられます。


 意識してものの見方を変えるだけで、同じ出来事でも、まるで違って見えてきます。


 そして幸せを感じられるようなものの見方、心のクセがつくと、自分の中からどんどんエネルギーが湧いてくるのです。



   ○自分を後回しにするクセが自分を苦しめる



 たとえば、本当は自分の仕事だけで精いっぱいなのに、上司や同僚の分まで引き受けて、どんどん仕事が増えてしまって、とても苦しい。


 たとえば、病気で気力がなくて動けないのに、「私には家族がいるから自分の役目を果たさなければいけない」と無理をしてしまう。


 そういう人はみんな、他人の期待や要求を優先して考えるクセがついています。「自分自身はどうしたいのか」が、後回しになっているのです。


 でも、自分自身のケアを置き去りにして無理に頑張ってしまうと、良い方向へは行けません。なぜなら、エネルギーを使うところを間違えているからです。


 私自身、産後うつになって無気力で全然動けなかったとき、そこに泣いている赤ちゃんがいるというだけで脅迫されているような気がしました。自分のエネルギーがほとんど残っていないのに、「ちゃんと母親をやれ」と言われているように感じて、イライラして赤ちゃんをおふとんにポンと落としたことがあります。その後は、「大切な子どもにひどいことをしてしまった」という、すごい自責感がありました。


 状況は違っても、似たような悩みを持つ人は多いと思います。


 そんなときは「ほかに方法はないのか」を考えてみましょう。


 よくあるのが、「このまま続けるかやめるか、どちらかしかない」という思い込みです。


 でも本当にそうでしょうか?


 それ以外にも方法がないか、よく考えてみましょう。たとえば関わっている人たちに「これ以上はムリです」と宣言するとか、誰か手助けしてくれる人を探すとか。頑張ることをやめて手を抜くとか。欠勤してみるとか。


 もうひとつ、「自分の強みと弱み」を考えてみましょう。「これは得意だ」とか、「こういうことは苦にならない」というものが自分にとっての強みです。逆に、不得意だったり、無理しないとできないことは弱みの部分です。


 自分ひとりで考えるのが難しいなら、友人や上司などに、一緒に考えてもらうと良いでしょう。


 カウンセラーなどに相談するのも良いですが、ちゃんと「自分の強みと弱みを知りたい」と言ったほうが良いでしょう。


 そうやって周りの状況や自分自身に向き合ってみると、今までとは違った視点を持てるようになります。


 私の場合、その後も何度か自分を追い込むことがありましたが、それまでの頑固な心のクセがはずれたとたん、世界が変わりました。

「普通の人と同じことを、同じようにできなくてもいい」

「私が何もできない人間だからこそ、周りが育つんだ」


 そう思えたときに、ぱっと目の前が開けたように感じたのです。自分の見方が変わると何よりもエネルギーの使い方が変わるし、そこから新しい道も開けてきます。


 ひとりでも多くの人に、視点をちょっと変えれば、こんなにハッピーになれるんだと気づいてほしいと思います。



   ○人と違っているのは悪いことじゃない!?



 心理テストでよく使われるものに「ロールシャッハ・テスト」があります。インクのしみを見てそこに何が見えるかで、その人の思考プロセスや障害を推定するものです。


 ぱっと全体的に見て「コウモリに見える」など、多くの人が答えるような内容はポピュラー反応と呼ばれます。


 でも、同じしみを見てまったく違うことを言う人たちもいます。「しみのごく一部のそのまた一部分が顔のように見えてこわい」とか、「お城の城壁に見える」など、答えにいろいろなバリエーションがあります。


 今の日本では、そういう人は「病気」と疑いを持たれてしまいますが、私は常々そのことに疑問を感じていました。


 部分的にしかものを見られないのは、けっして悪いことではないし、インクのしみにそういうものを見られる人は、もし芸術家を志したらすごく適性があるでしょう。人に見えないものが見えるのですから、天才だと思います。


 以前、シャーマニズム(巫女や祈祷師などで成立している宗教や宗教的現象)を学んだときにも思いました。


 人に見えないものが見える人は、たまたま日本のこの地域、この組織にいるから生きづらいけれど、もしシャーマンを求めている場所へ行って、みんなのために祈ってあげたり感じることを語ったりすれば、そこでは神様として扱われるのです。


 つまり、その人の能力を理解してくれる環境があれば、病気で何もできないと思われていた人が、人を救える人になるわけです。


 今置かれた場所で生きづらい人は、もし自分に適した場所に行けるなら、そこで力を発揮すればいいし、とどまり続けるなら、「ここで自分に何ができるか」を考えて実行していけばいいのです。


 もちろん、これは病気の人だけの話ではありません。私たちは、自分が人と違っているのはいけないことだと思いがちですが、それはただの思い込み、心のクセにすぎません。


 自分への見方を変えて、「自分を活かせる環境」や「今できること」に焦点を当てていけば、もっともっと楽な生き方ができるはずです。

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