『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』
[著]中根克明
[発行]すばる舎
◆木切れや石ころに想像がふくらむ
遊びを子供の個性の発見の場と考えると、遊びの選び方にひとつの目安が出てきます。
それは、買う遊びや作られた遊びではなく、手作りの遊びをできるだけ大切にするということです。
たとえば、泥団子教室があって、子供それぞれに泥が1袋ずつ渡され、「さあ、ちゃんと手を洗ってから、泥団子作りを始めましょう。最初にお塩をつけます」などとなったら、子供の泥団子作りの喜びはそれだけ制限されてしまうでしょう。
泥団子は、自分で思うままに作れるから楽しいのです。
子供たちの目につく楽しそうな遊びの中には、売られているものも多いので、最初はそれを利用することもあります。