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あなたの「そこ」がもったいない。
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01 どこが「もったいない」の?

『あなたの「そこ」がもったいない。』
[著]菊乃 [発行]すばる舎


読了目安時間:4分
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◆もったいなかった過去の私



 この本は、「モテたい! とまでは思わないけど、真実の恋を見つけて幸せになりたい」と願う女性のためのマジメな恋愛書です。進学や就職で未来を真剣に考える時に、あなたに寄り添ってくれた本が何かしらあったと思います。同じように、この本は、パートナーについて考えようかなという「第三の進路」と向き合うタイミングで読んでいただきたいです。


 じゃあ、どんなタイミングかというと……。少し長くなりますが、私の過去の話をしながらご説明しましょう。


 私は、ド田舎に生まれ育ち、地方の国立大学に入ってからは、携帯が圏外になるような山に登ってばかりいました。「女らしさ」よりも、「私らしさ」を大事にしてきて、周りも個性的な私を尊重してくれていたと思います。そんな中、男子の視線を気にして「女」であることを誇示していた同級生がいましたが、私とは別人種だと思っていたのです。


 そんな恋愛の機微に疎い私だって、普通に結婚ぐらいはするだろうと思っていました。「本気になれば大丈夫」「私だってやればできるのよ」と甘く考えていたのです。ところが周りがどんどん結婚していく20代後半にさしかかっても彼氏すらいませんでした。


 そして、29歳のある日、妹が先に結婚したのです。


 妹の結婚式では、振り袖姿の私を見たあちらの親戚から、「妹さん?」と聞かれるという屈辱を受けました。世間一般的な順番で行けば、姉の私が先なんですよね。


 それから、仲のよかった友だちとお見合いパーティに参加しましたが、「どんな人が好きなの?」と聞かれ、昔の私はとんでもないことを言っていました。

「ダラダラしている人はイヤ。向上心がある人」


 今戻れるならあの時の自分を罵倒したい。向上心があるって具体的にどういうことなんでしょうか。「向上心がある」といっても、人によって捉え方が違います。それに、「俺は向上心がある」と思っている男性ってそんなにいません。何よりも、当時の私はそんなことを人様に求められないほどの手抜き女でした。聞いた方は「自分を棚に上げて、よく言うよなぁ」と思っていたかもしれません。


 あの頃は、自分のことが見えていませんでした。自分がどうなりたいのかもわからないまま、出会いの場に行き、男性のイヤな部分ばかりが目についていました。「タバコを吸う人はイヤ」「チャラい人はイヤ」「頭悪い人はイヤ」……。


 もし、あの頃の私が今のダンナに出会っても全く惹かれなかったでしょう。誘われたとしても断っていたはずです。理由は、リュックサックで出勤していて服装がダサかったから。私より学歴が低いから。なんてもったいない。


◆少しずつ生まれてきた変化



 真実の恋が見つけられず右往左往していた私は、メイクを習ったり、パーソナルスタイリストに学んで服を買いそろえたりしました。自分らしさを曲げるようですごく抵抗があったのですが、やがて気がついたのは、「私ってブスだったんだ」という事実です。きちんとすればするほど、前の自分がいかに手抜きだったのかが見えてきました。服のサイズや色が合っていないこともわかりました。私が女らしさを否定していたのは、「女を使う」とか「チャラチャラしている」とか「媚びている」「ぶりっ子」みたいなイメージがあったからだということにも気づきました。早い話がカン違いしていたのです。

「自分は変わるんだ」と本気で思い、次のステージに上がろうとした時、一番のハードルは「継続できない自分のだらしなさ」でした。


 そこで思いついたのが、通勤途中の時間を使ってブログを書くことです。今はもう10年目にもなるブログはそれがキッカケだったのです。誰かに監視される環境を作れば、サボりにくくなります。本気で未来と向き合いながら、自分の理想の生活を考えていくにつれ、男性の服装は関係ないのだとだんだんと気がつきました。ユニクロと洋服の青山があれば低コストで改造できるものです。


 今のダンナは高卒ですが、話していると面白い切り返しがきます。私が求めていた「知性」ってユーモアセンスのことなんだということにも気がつきました。あなたの理想の未来に、本当に必要なことって何でしょう。私は、恋バナやラブストーリーが好きなわけではありません。しかし、ご相談に来られた方が自分と向き合い、変わっていく様にはいつも感動させられます。まさにドラマです。彼氏ができたという方に再会した時、あまりに雰囲気が変わっていて、声をかけられるまで気がつかないことも何度もありました。きっと、あなたもそうなります。他人のドラマに感動している場合ではありません。あなたは主人公、というか自分のドラマのお姫様でよいのです。

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