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効きすぎて中毒になる 最強の心理学[電子限定特典付き:追加コンテンツ『モテるために「性」から異性を支配する』]
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生き方・教養
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1 やる気のない部下のモチベーションを引き上げる

『効きすぎて中毒になる 最強の心理学[電子限定特典付き:追加コンテンツ『モテるために「性」から異性を支配する』]』
[著]神岡真司 [発行]すばる舎


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◆なぜあの部下はいつも「やる気」をなくすのか?



 やる気のない部下をやる気にさせる――には、どうすればよいのでしょうか。


 この問題は、「やる気のある優秀な部下のやる気をなくさせる」といった逆のケースで考えるとよくわかります。次のように仕向けると、優秀な部下は「やる気」を失います。


★報酬を下げ、職務の地位を下げる(係長からヒラに降格など)。

★指示・命令を細かく出し、報告を頻繁に求め、自己裁量で行える仕事の範囲を狭める。



 人の「やる気」を支える条件では、「外発的動機」と「内発的動機」の2つが、よく知られています。

「外発的動機」は、報酬や地位、義務や強制といった外部からもたらされるものです。

「内発的動機」は、好奇心、興味、関心、面白さ、楽しさといった心の内なるものです。


 外発的動機は、必ずしも「やる気」に結びつくとは限らず、自己の価値観に合致する時に力を発揮し、義務や強制による場合には自発性や自立心をかえって損ないかねません。


 やはり、自分が好きで楽しいからやっている――という場合の「内発的動機」の「やる気」が、最も効率的な物事の成就や成果につながる場合が多いのです


 したがって、「外発的動機」と「内発的動機」の2つを奪えば、「やる気」を失います。


 例えば、交通の便が悪い地域では、タクシー利用が認められたのに、一切認められなくしたり、成果を上げた時には、必ずキャバクラに連れていくなどの「報酬」を巧妙に絡めて条件づけをしておき、それを一切やめるようにすると「やる気」を失います。


 また、生き生きと楽しく仕事をしている部下に、あれこれ「こうやれ、ああやれ」と細かく指図をすると、本人は楽しくなくなり、「やる気」が()がれます。


 これらは「アンダーマイニング効果」として、よく知られるところです。


 なお、「ブラック企業」や「過労死」の問題がありますが、こちらは、「やる気」の問題というより、そうした環境から逃れられない「義務」や「強制」の問題と、本人の「執着心」や「依存性」といった精神性の両面から、とらえるべき事例と言えるでしょう。


◆「自己効力感」を高めて成果を期待すれば「やる気」を生む



 また、「やる気」の根底には「自己効力感」が高いか・低いか――ということが大いに関係しています。

「自己効力感」とは、課題に直面した時に、人は「これはこうすればこうなるだろう」といった結果を予期するものですが、それに対して、「自分にはそれができる」という効力を予期できることを言います。心理学者のバンデューラが唱えた概念で、「自己効力感」を高めるためには、次の5つの方法が効果的とされています。


★達成体験……過去に自分が努力して達成した事柄を想起し追体験すること。

★代理体験……他人が行う過程を観察し、自分もできることを認識すること。

★言語的説得……達成できることの説得を受けたり、自分自身でも納得すること。

★生理的情緒的高揚……熱血ドラマや伝記などから感化を受けること。

★想像体験……うまくいく過程をシミュレーションし、脳に記憶として刻み込むこと。



 これらのことから、上司が「やる気のない部下をやる気にさせる」には、まず部下のこうした「自己効力感」を育み、高めてやることが大切とわかります。


 小さな目標をいくつも達成させ、同行体験やOJTを経て経験を積ませ、実践シミュレーションを体験できる機会を与えて、徐々に自信を持たせることが欠かせません。


 まさしく、山本五十六連合艦隊司令長官の有名な言葉「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」ということに他ならないでしょう。



 そのうえで、心理学者ローゼンタールの「教師期待効果」も併せて浸透させるとよいのです。別名、「ピグマリオン効果」としても知られる心理作用ですが、上司のほのかな期待を感じ取ると、部下は、そうした期待に沿うような行動が促されるのです


 部下の仕事が早い時には、「きみは仕事が早いな」とほめ、ミスのないレポートには「きみは、緻密でいい仕事をするな」などと評価を与えます。すると、無意識に刷り込まれた、これらの言葉に感化され、次第にそうした行動を取るようになっていくというものです。


「お前、またミスをやったのか!」「お前、またドジを踏んだな!」などと罵倒を繰り返していると、だんだんやさぐれ、「どうせ自分はダメ」と卑下し、使いものにならない部下にもなりかねないからです。これは「ゴーレム効果」と呼ばれる心理作用で知られます。

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