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「年金問題」は嘘ばかり ダマされて損をしないための必須知識
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生き方・教養
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財務省の人びとすら年金を十分に理解できていない

『「年金問題」は嘘ばかり ダマされて損をしないための必須知識』
[著]高橋洋一 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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「本当に年金をもらえるのだろうか」──あなたは、そんな心配をしていないでしょうか。


 実際に、そういう心配をしている人はたくさんいます。様々なメディアが「将来、年金制度が維持できると思いますか」などという世論調査をすると、八割から九割の人が「不安を感じる」と答えることが多いようです。


 では、本当に現在の日本の年金制度は「危ない」のでしょうか。


 それを考える前提として、こういう問いかけをしたら、皆さんはどのようにお答えになるでしょうか?

「あなたは年金の仕組みや制度について理解していますか?」


 おそらく、「よくわからない」と答える方が多いはずです。


 それは無理もありません。私は財務省で勤務をしてきましたが、財務省の中でさえ、年金制度を本当にわかっていた人がどれほどいたか、まことに(おぼ)(つか)ない状況なのですから。


 実は私は大学時代、理学部数学科に学んでいましたので、年金数理・保険数理のこともある程度は理解することができました。卒業するときには、厚生省(現・厚生労働省)から「年金数理官になりませんか」というお誘いもありました。


 年金数理官は、数学のプロが就く専門職です。年金数理や保険数理とは、確率や統計学などを駆使して、年金や保険のあり方を設計したり検証したりするものです。高度な数理的知識が必要になりますから、やはり数学を専門に学んでいないと、なかなか太刀打ちできません。


 私は結局、大蔵省(現・財務省)に入省しましたが、入省してみると省内には驚くほど年金数理に詳しい人がいませんでした。自然と、年金関係の仕事が私によく回ってくることになり、大蔵省の中では「〓橋は年金数理の専門家だ」と思われていたころもありました。


 財務省ですらそのような状況なのですから、他は推して知るべしです。国策を決定していくべき政治家の中でも、わかっている方は少ないのではないでしょうか。


 でも、安心してください。本書では、難しい年金数理の話を抜きに、年金の原理や制度のあり方、またその真実について、わかりやすく解説していきます。私はもともと数式で理解していますので、ご理解いただきやすいようにデフォルメするのは、若干、良心の()(しやく)を感じる部分もありますが、本書を読めば、少なくとも、怪しげな言説に惑わされないための「常識」は身につけていただけるはずです。



 さて、年金制度について理解していないのに、どうして皆さんは、「年金をもらえないのではないか」「年金制度は危ないのではないか」「()(たん)するのではないか」などと思ってしまっているのでしょうか?


 それは、年金への不安をあおるメディアや政治家が多いからでしょう。これだけ「危ない、危ない」と連呼されれば、心配になるのは無理もありません。年金について国会審議がなされると、野党はすぐに「年金カット法案」などとレッテル貼りをして猛反対し、メディアも盛んに「年金が危ない」「破綻する」などと騒ぎ立てるのですから。


 では、年金は本当に危ないのでしょうか。


 最初に答えをいってしまえば、「きちんと制度運用していれば、大丈夫」です。もちろんメチャクチャな制度改悪や経済政策運営をすれば別ですが、現状の制度をきちんと運用すれば、「破綻だ」などと大げさに悲観する必要はないのです。それがなぜかについては、もちろん本書で説明していきます。


 にもかかわらず、なぜ日本では「年金が危ない」という議論ばかりが百出するのでしょうか。


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