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〈よのなか〉を変える哲学の授業
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生き方・教養
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三 「普通に働く」ことで〈よのなか〉を変える

『〈よのなか〉を変える哲学の授業』
[著]小川仁志 [発行]イースト・プレス


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ピーター・シンガーの「効果的な利他主義」とは



 二時間目に紹介する起業はホリエモン的なそれではないと書きました。というのも、お金をたくさん稼いでも、それだけで〈よのなか〉がよくなるわけではないからです。この世の富はかぎられています。私たちは、どれだけたくさん取れるかというパイの奪い合いをしているにすぎないのです。だから、私はマネーゲームには批判的ですし、資本主義という考え方自体、あまり好きではありません。


 しかし、プリンストン大学の哲学者ピーター・シンガーによると、必ずしもこの考え方は正しくないようです。もともとシンガーは幸福の量が最大になることが正しいことであるとする功利主義の理論家として有名で、とくにそれを動物の幸福にまで広げた動物倫理の世界的権威とされています。つまり、動物実験や家畜の()(さつ)といった動物の痛みを減らすことで、この世の幸福が増大すると考えるわけです。


 そんなことをいうと、よほどの変わり者だと思われるかもしれません。でも、決してそんなことはありません。

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