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「自分好き」な女ほど、愛される
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自分への「ダメ出し」は魅力を損なう

『「自分好き」な女ほど、愛される』
[著]アダム徳永 [発行]PHP研究所


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「せめて、もう少し目が大きかったら……」


 ショートヘアが似合うチャーミングな女性は、鏡のなかの自分をにらみつけます。出勤前のメイクで舌打ちするのが、日課になってしまいました。


「嫌われたかな?」


 喫茶店で一人、簡単なランチをすませ、コーヒーをすすりながら、午前中の出来事を思い出しているキャリアウーマン。会議で上司の意見に反対したとき、まわりから冷たい視線を浴びたような気がしていました。


「なんて私はバカなんだろう」


 帰宅途中、コンビニに立ち寄って雑誌をパラパラとめくりながら、物思いにふける新入社員。記事の内容なんて、まったく頭に入ってきません。目に浮かぶのは、上司に添削されて、真っ赤になって戻ってきた報告書です。


「また太った! もうダメだぁ」


 ぽっちゃりタイプの主婦は、体重計から降りると、(いら)()ちを(まぎ)らわすかのように、缶ビールのプルタブを引き起こして、グイッと一口。ホッと一息ついたはずなのに、カーテンを閉めようとしてガラス窓に映ったのは、沈痛な表情をした自分でした。



 あなたは日ごろ、自分のことをどのように思っていますか?


 自分を自慢したいですか? それとも自分を責めることが多いですか?


 たぶん、多くの人は自分を批判的に見ているのではないでしょうか?


 なにかミスをして落ち込んだり、人から(しか)られて意気消沈したりするのはよくあることです。


 ところが、なんの根拠もなく、自分を責めたり、()()したりすることも多いのではないでしょうか? 自分で自分に「ダメ出し」をして、それを自分で聞いているのです。


 それって、「幻聴」にすぎないのではないでしょうか?


 あなたにキラキラ輝く、魅力的な女性になっていただくために、まず私からお願いしたいことがあります。


 それは、あなたの自己評価を上げてほしいということです。

「あなたは、自分を卑下していませんか?」


 こう質問すると、おおかたの女性は否定します。日本には、謙虚であることを美徳とする精神文化が根づいていますから。


 ただ、それは一つ間違うと、あなたが本来もち合わせている魅力を台無しにしかねません。せっかく、キラキラ輝くための「胞子」があるのに、それをむざむざと捨て去るのを、私は見過ごすことはできません。



 たとえば、容姿にコンプレックスをもっている女性はたくさんいます。


 しかし、男性の私から見ると、とても不思議です。

「こんなに美人なのに、どうして?」

「こんなにスリムなのに、どうして?」


 顔がよくないとか、太りすぎだと思い込んでいる女性の多くは、自分に厳しすぎるのではないでしょうか?


 極端なことをいえば、肥満体型の女性や首が異常に長い女性、または(まゆ)がつながった女性、あるいは唇に大きな輪をはめた女性が、美女としてもてはやされる国や地域もあります。つまり、容姿の美醜についての価値観は、人それぞれなのです。


 問題は、こうしたコンプレックスが自己卑下、自己嫌悪、さらには自己否定につながりかねないことです。



 また、日本には、女性は(つつし)み深く、控えめであるべきだという根強い考え方があります。そのため、男性より仕事ができる女性がうとまれることがあります。


 しかし、真に慎み深い女性とは、(りん)とした強さを兼ね備えた人を指すのではないでしょうか? もし、「強い女性」が批判されるとしたら、それは男性中心の社会のほうが間違っていると思います。


 さらに、男女を問わず、いまは()(れつ)な「競争」にさらされている時代です。効率至上主義、スピード優先の競争社会では、学校の成績が偏差値であらわされるように、仕事の成績も数字で示される傾向にあります。そのなかで、多くの女性が自信喪失に(おちい)る危険性も高まっています。



 あなたの幼少期を思い出してください。


 家庭や学校で、こんなふうに教えられませんでしたか?

「女はでしゃばっちゃいけない、慎み深くしていなければいけないよ」

「しっかり、勉強しなさい。遊んでばかりじゃダメでしょ」


 こうした規範は、いつの間にかしっかり刷り込まれています。しかも、こうした刷り込みによって、「これではダメだ」というネガティブな感情を抱きやすくなります。


 つまり、社会的な価値観によって、自分では気づかないうちに自己評価を下げているのです。



 このように、社会的な価値観は強い拘束力をもっていますが、その一方で、とても(もろ)いものだともいえます。


 たとえば欧米では、音を立てて〓をすするのは大変無礼な行為ですが、日本ではそばやラーメンをすすってもなんの違和感もありませんね。


 こんなふうに改めて考えてみると、世の中のさまざまな価値観で右往左往するのが、ばかばかしくなってきませんか?

「そういえば、そうね」


 こう思っていただければ、大丈夫。もう、誰もあなたを非難することはできません。


 いや、そもそも、誰もあなたを非難なんかしていませんよね。だって、それは「幻聴」なんですから。

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