『マッチングアプリの 三十路と婚活「雑草力」演習 その参』
[著]馬場チエ子
[発行]すばる舎
『「雑草力」演習』はいかがでしたか? 本書で紹介したデート相手の男性は、馬場の婚活史上最もハイクラスな皆さまだったと言えるでしょう。
高収入なだけあって職種も大手広告や外資といった華やかなもの。個人的にも彼らの専門知識やその業界に興味があったため、会話も積極的にできた気がします。当然それに見合うだけの知識と学歴、そして余裕もあり、馬場としては一番有意義な時間だったでしょう。
しかしその分、仕事で負う責任やプレッシャーも多いのか、何かを抱えている人も多かったような気がします。
大きな仕事を成し遂げるエネルギーを生み出すには、原動力となる何かが必要なのかもしれません。
その何かはネガティブ思考、コンプレックス、そして性欲……と人それぞれですが、思った以上に溜まっている人が多い気がしました。
馬場の想像ですが、彼らの肩書とスペックをもってすれば、女性を選びたい放題のはず。
むしろふるいにかけるのが大変なくらいでしょう。それでも今まで独身なのは、彼らが持つ何かに対処できる女性に巡り合えていないからで、そもそもそんな女性が少ないからなのかもしれません。
ハイスペックという名の「メッキ」が剥がれれば、結構面倒な彼ら。馬場の力不足とも言えますが、ハイスペック男子をゲットしたいなら自分も何かを与えられる(もしくは受け止めてあげられる)だけの器がないといけませんね。