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「嫌われるのがこわい人」のための自己主張レッスン
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生き方・教養
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1 その話し方だと、自分も相手も傷つける

『「嫌われるのがこわい人」のための自己主張レッスン』
[著]石原加受子 [発行]PHP研究所


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 例えば、あなたが相手に、こんな言い方をされたらどんな気持ちになりますか。

 いろいろな場面での言葉をランダムに並べてみましょう。

「あなたがそんなことを言うとは、思ってもみなかったわ」
「君がそんな期待を抱いているとしたら、僕とは無理だね」
「お前が、この家業を継いでくれたら、私たちは安心できるんだよ」
「あなたさえ、我慢してくれたら、みんなが助かるのよ」
「いつまで外国暮らしなんかするんだ。仕事は、日本にだってあるだろう」
「早く仕事を決めてくれないと、私たちは心配で、夜もオチオチ寝てられないよ」
「いつまで独りでいるつもりなんだ。お前が結婚してくれないと、私たちは安心して死ぬこともできないよ」
「お前がしっかりしてくれなきゃ、誰が私たちの老後をみるんだよ」


 こんなふうに言われたら、あなたは多少の無理をしてでも相手の気持ちに()わなければならない、という気持ちになりませんか。

 相手の意に添わないと、相手を“非常に”傷つけているように感じるのではないでしょうか。

 もし、このとき、あなたが、相手と反対の想いを抱いているとしたらどうでしょうか。相手を裏切っているような、相手に悪いというような気持ちになってきませんか。罪悪感で()(つぶ)されそうに苦しくなる人もいるはずです。

 それでもあなたが、こんな場面で、相手に逆らって「自分の気持ちを優先する」としたら、強い罪悪感にさいなまれるに違いありません。

 あなたはそんな自分の気持ちを、正当な「良心の呵責(かしやく)」と思っていませんか。

 ほんとうにそうでしょうか。

 あなたは、そんな自分の気持ちを、疑ったことがありますか。


 ではもう一度。あなたは、相手から、
「私の立場を考えて行動してくれなくちゃ、困るじゃないか。失敗したら、君のせいだからな」

 こう言われました。
「すみませんでした。これから、気をつけます」
「“これから”じゃ、遅いんだよ。これをどうやって収めるのかって、聞いてるんだ」
「……」
「答えられないのか。それで行動していたのかッ。まったく!」

 あるいは、あなたはこう答えました。
「ちゃんと考えて行動したつもりです」

 相手は、あなたのその言葉が(かん)(さわ)って、こう言います。
「なに言ってるんだ! 実際に、問題が起きてるじゃないか」
「それは、私の責任ですか」
「ミスをしたのは、お前だろう」
「指示をしたのはあなたじゃないですか」
「俺はそんなことは言っていないよ。お前の聞き間違いだよ」
「いいえ、おっしゃいました」


 いずれにしても、強い罪悪感に襲われるか、相手と戦って主張するか、になっていくでしょう。これを「自分中心心理学」では「他者中心」の会話と呼んでいます。
「他者中心」の意味は、本書を読み進めるうちに、おいおいわかってくると思います。簡単に言うと、自分の意識が他者に向かっていて、相手の顔色をうかがったり、相手の言動で自分の言動を決めるような、「他者を基準」にした生き方です。

 実は、こんな「他者中心」の意識が、お互いの会話や話し合いを難しくしたり、何よりも、あなた自身をつらくさせています。
「相手とわかり合いたい」という想いは大切ですが、自分の気持ちや意志を後回しにした状態で相手と話をしようとすると、逆に、“私”も相手も傷ついてしまうのです。
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