『芸能人と新宗教』
[著]島田裕巳
[発行]イースト・プレス
法の華三法行を開いたのは福永法源(本名・輝義)という人物で、一九八〇年に教団が設立されました。億万長者を養成するなどとうたい、道場を開設するとともに、人類の救済や環境保護を名目に掲げ、一九八七年には宗教法人としての認証を受けています。
教祖の福永は、会社勤務のあと、みずから事業を立ち上げますが、それに失敗して死を覚悟したときに、天からの啓示である「天声」を聞いて悟ったとし、宗教家としての道を歩み始めました。